デマンド交通の導入効果と評価
　　　　　　　　―多様なシステムと活用方策

■タクシー事業との両立と需要(利用者)開発型の新ビジネスの可能性－デマンド交通による地域公共交通の近未来
■地域ニーズと対応システム、効率性と公正性の担保
■行政とタクシー、議員は利用者(高齢者等)とどう向き合うか
■先行取組：[北本市(埼玉)]コンビニクル(東大開発)による運行　[高根沢町(栃木)]タクシー配車システムによる運行

開催概要

開催日

2012年5月26日（土） 10:30～16:50

会場

剛堂会館ビル・会議室（東京都千代田区紀尾井町3-27　TEL 03-3234-7362／案内図は申込後送付）

講師陣

武本　英之氏／東京交通新聞編集局長
町田　浩一氏／北本市総合政策部政策推進課長(埼玉)
束原　正記氏／宝積寺タクシー代表取締役(栃木)
鈴木　文彦氏／交通ジャーナリスト

参加費
（1名分)

	１名参加	２名参加
行政・議員	20,000円	19,000円
一般（事業者）	30,000円	29,000円

※参加費の払い戻しは致しません。申込後に都合が悪く欠席される場合には代理の方の出席をお願い致します。

申込方法

申込用紙に所要事項を記入の上送付下さい。
　　■所要事項：勤務先、参加者氏名、所属部課役職名、所在地、TEL・FAX、連絡担当者、支払方法、必要書類等
　　■申込用紙：~~お申込みフォーム~~　 ~~FAX・メールでのお申込み~~ 申込終了

講義内容

時間	講義内容
10：30～11：30	タクシー事業者にとってのデマンド交通－減車の先に見える新しいビジネスとしての可能性武本英之氏タクシー生誕100周年に於ける正念場 ⇒タクシーが置かれた現状タクシーダウンサイジング路線とデマンド乗合は矛盾しない ⇒タクシーが地域生活交通として生き延びるためにやっと実現した乗合バス・貸切バス・タクシーの併用 ⇒国土交通省のクリーンヒットとなるかデマンド乗合をエセ・コミュニティバスにしてはいけない ⇒タクシーの地域生活交通としての自覚
12：20～13：10	[埼玉・北本市] デマンドバスの導入目的と実証運行の評価、本運行への展開プロセス　～フルデマンド交通システム・コンビニクルの活用効果と今後の展開・課題～町田浩一氏北本市の地域特性公共交通の現状と課題デマンド交通の導入経緯地域公共交通活性化・再生総合事業による実証運行の内容と利用状況デマンド交通実証運行の評価・検証結果と本運行への移行今後の課題（以上の内容でお話いただく予定です）【北本市デマンドバスの概要】北本市：面積19.8k㎡。人口約７万人、高齢化率約21％。デマンドバス：１年間の実証運行の評価・検証をふまえて平成23(2011)年度より本運行。［運行区域］市内全域［運行システム］年中無休。8:30～17:30。予約・配車管理はコンビニクルを使用。電話予約(受付は１時間前まで)。事前登録制(利用対象者は市民及び市内への通勤・通学者)。１回300円。８人乗りワゴン車２台と普通車１台で運行。
13：15～14：05	[栃木・高根沢町] タクシーの配車ノウハウを活用したデマンド交通「たんたん号」の運行とその成果　～デマンド交通による新規需要(利用者)の掘り起こしとタクシー事業との両立～束原正記氏高根沢町デマンド導入の経緯２年半の実績タクシーの配車システムの活用タクシーとの両立について今後の課題【高根沢町デマンド交通「たんたん号」の概要】高根沢町：宇都宮市の東側に隣接。面積70.9k㎡。人口約３万人、高齢化率約18％。たんたん号：平成21(2009)年10月1日から運行。［運行区域］町内全域と２病院(宇都宮・さくら市)［運行システム］年中無休。7:00～18:00(１時間１本の運行)。予約はタクシーの配車システムをデマンド用に改良したものでオペレーターが対応(受付は30分前まで)。事前登録制。１回100円(町内)。10人乗ワゴン車３台＋セダン型１台で運行。
14：10～15：10	導入事例にみるオンデマンド交通のシステムと特性、活用に向けた方策と課題－“ブーム”に流されないで地域の実情に合った生活交通とするためには鈴木文彦氏デマンド交通導入事例増加の背景デマンド交通ブームとそれにともなうさまざまな課題デマンド交通の特性と適性本当にデマンド交通が必要とされているのか交通ネットワークにおける位置づけとタクシー・STSとの境界どんなロケーションにどんなデマンド交通が効果的なのか
15：20～16：50	〔参加者との質疑応答＆意見交換〕デマンド交通の“虚像”と実像－ブームで終わらせないためには武本英之氏(進行)／町田浩一氏／束原正記氏／鈴木文彦氏