研修会(セミナー・シンポジウム)
地域交通シリーズ-57
「買物難民」対応 Part① 申込終了
地域生活インフラ(交通)を創る ― 近未来の移動サービスのあり方、交通基本法制定を見据えて ―
『買物難民』の実態・対応策と生活交通条例による保障
「公助・共助・自助」型交通サービスと行政・議会の役割・責務
開催概要
開催日 |
2010年8月24日(火) 13:00~16:50 |
会場 |
剛堂会館・会議室 (東京都千代田区紀尾井町3-27 TEL 03-3234-7362/案内図は申込後送付) |
講師 |
杉田 聡 氏/帯広畜産大学 教授
三角 正文 氏/福岡市 住宅都市局 都市計画部 交通計画課長 |
参加費 |
12,000円 (税込/資料代等を含む/1名の参加費/昼食代は含みません)
※ 「買物難民」対応 Part② と両日参加の場合:21,000円 |
申込方法 |
申込用紙に所要事項を記入の上送付下さい。
■所要事項 : 勤務先、参加者氏名、所属部課役職名、所在地、TEL・FAX、連絡担当者、支払方法、必要書類等
■申込用紙 : お申込みフォーム FAX・メールでのお申込み 申込終了 |
講義内容
時間 |
講義内容 |
13:00 |
ビデオ上映:高齢者の外出態様報告「高齢者路上観察調査」
(武蔵野市市民交通システム検討委員会制作/1992年/20分)
コメント:事務局(地域科学研究会)
|
13:30 ~ 15:20 |
「買物難民」の実態と改善への取組み、求められる対応策
杉田 聡 氏
- 見過ごされて来た買物問題
:流通の規制緩和と過剰モータリゼーション
- 買物難民を支えるためには
:商店街・販売業者・行政サービス・ボランティア・町内会自治会・市民、交通サービス・都市構造・居住環境
- 日本政府の役割・責任、地域政府の責務、地域議員の責務、大型店のモラル
【質疑応答】
1953年埼玉県生れ。専門は哲学、社会学。高齢者を中心に広がっている「買物難民」問題が政府部内で真剣に議論されているが、そのきっかけを作った『買物難民―もうひとつの高齢者問題』(大月書店、2008年)の著者。90年代より自動車依存・流通規制緩和に警鐘を鳴らしつつ、この問題を提起して来た。 『人にとってクルマとは何か』(大月書店、1991年)、『クルマが優しくなるために』(ちくま新書、1996年)、『クルマを捨てて歩く!』(講談社+α新書、2000年)、『道路行政失敗の本質』(平凡社新書、2003年)など著書多数。 |
15:30 ~ 16:50 |
福岡市の生活交通をめぐる動きと「生活交通条例」制定の取組み
三角 正文 氏
- 福岡市の交通特性について
- 福岡市における生活交通確保の取組みと課題
- 条例制定の背景
- 地域の主体的な取組みと行政の役割・支援の考え方
- 交通基本法に先駆けて
【質疑応答】
生活交通条例 :市民が「健康で文化的な最低限度の生活を営む」ために必要な移動を保障する「移動権」の理念を明文化した条例。特徴として、「行政の役割と責任の明示」、「生活交通の確保策を市民が提案・参画する権利の明示」、「住民、行政、事業者の3者の協働の推進」、「公共交通空白地・不便地、特別対策区域の設定」などが挙げられる。この条例に基き、交通事業者任せであった生活交通確保を、福岡市が主体となって推進していくこととなる。 |
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