観光利用・高齢者移動への自転車活用

〔講演〕Ⅰ. 自転車を活用しての観光のあり方

1. 自転車による観光のメリット ― メリットは意外に大きい、これを生かすことが大切
2. 自転車による観光の誤謬 ― しかし、自転車を導入すればすぐに自転車が活用されるという誤解がある
3. 自転車による観光に必要な条件
   ― 単発の施策より総合的な施策が必要、ハード・ソフトの両面のみでも足りないおもてなしの精神を自転車にも
4. 自転車による観光の施策の実施状況 ― 自転車観光の重要な要素について事例の評価
5. 自転車による観光の具体の方策(新しいコンセプト)
   ― 今後の自転車観光のあり方を提示(環境の整備と自転車でしかできない観光をめざす)
6. 結論

Ⅱ. 自転車を活用しての高齢者の移動のあり方

1. 高齢者化社会を迎えたまちづくりの困難性 ― もはや自動車による移動は限界である
2. 一石三鳥の自転車活用 ― 高齢者の移動に自転車を活用することは三つの同時のメリットがある
3. 高齢者の自転車利用の状況 ― 高齢者は自分の足として利用に頼っている
4. 高齢者の自転車利用の安全性に関する誤解 ― 十分な対策と意識の向上で安全性は保てる
5. 自転車が高齢者の移動手段として適している理由 ― 移動の距離がのびる、ひざの負担が少ない、ルールを遵守する
6. 高齢者に自転車利用を促進する必要がある理由 ― 自助による移動、生活習慣病の回避、車よりも安全、経済性等
7. 高齢者に自転車利用を促進するために必要な環境整備
   ― 自転車の調達の支援(電動アシスト、三輪車等)、幅の広い専用空間の整備、自らの走行・駐輪マナー・ルールの改善等とともに、
   　　クルマのドライバー教育
8. 高齢者の自転車による相当距離の移動の可能性 ― 高齢者は都市内の自動車移動の半分は自転車で行ける距離である

〔参加者との意見交換・質疑応答〕
まちづくり・都市交通としての「自転車の活かし方」からみた制度設計・環境整備の方策を探る

※参加者との意見交換、質疑応答を通して、自転車・新時代のあり方や施策を考える場です。