研修会(セミナー・シンポジウム)
次世代サービス(システム)シリーズ-4 申込終了
先駆事業者に学ぶ ―
バス・地方鉄道のルネサンス秘策
~利用者・市民・行政の信頼・信用確保、マーケティング活用型経営、社員参加型サービス開発への転換~
開催概要
開催日 |
2011年2月1日(火) 10:00~16:50 |
会場 |
剛堂会館ビル・会議室 (東京都千代田区紀尾井町3-27 TEL 03-3234-7362/案内図は申込後送付) |
講師陣 |
吉田 平 氏/旅客事業㈱代表取締役(千葉市)/前いすみ鉄道社長
石橋 孝三 氏/㈱光タクシー社長(北九州市)
山本 宏昭 氏/銀河鉄道㈱社長(東京・東村山市)
谷島 賢 氏/イーグルバス㈱代表取締役社長(埼玉・川越市)
種村 尚孝 氏/三岐鉄道㈱専務取締役(三重・四日市)
中川 大 氏/京都大学大学院工学研究科・教授/低炭素都市圏政策ユニット・政策支援センター長 |
参加費 |
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1名参加 |
2名以上 |
行政・議員 |
18,000円 |
17,000円 |
一般 |
29,500円 |
28,500円 |
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申込方法 |
申込用紙に所要事項を記入の上送付下さい。
■所要事項 : 勤務先、参加者氏名、所属部課役職名、所在地、TEL・FAX、連絡担当者、支払方法、必要書類等
■申込用紙 :お申込みフォーム FAX・メールでのお申込み 申込終了 |
講義内容
時間 |
講義内容 |
10:00 ~ 10:45 |
交通事業のマーケティング:潜在ニーズの顕在化・ビジネス化手法
―地方鉄道・バス・タクシーにおける通勤・通学・買物・観光等の市場開発と需要予測
吉田平 氏
- バス事業の常識は、世の中の常識か?
- 需要を創造してきた実験例と結果
- 旅客事業の今後の可能性
★千葉市内が拠点のビィー・トランセグループ代表。タクシー会社から、乗合タクシー事業を契機に全国初のタクシー会社による路線バス免許を取得。住宅団地や大学と駅の送迎など鉄道とタクシーの中間需要開発、いすみ鉄道経営など「利用者ニーズをどうビジネスに結びつけるか」を実践している。
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10:45 ~ 11:30 |
地域性(坂道)を生かした事業開発:公的補助に頼らない乗合タクシー事業の経営
―枝光やまさか乗合ジャンボタクシー10年間の歩みにみる交通事業の近未来
石橋孝三 氏
- 乗合タクシー事業化の経緯と地域特性
- 自治体、地元住民による支援のスタンス
- 継続10年で分ったこと:乗合タクシーと一般タクシーの利用者は異なる、商店街への影響
- これからの発展の方向性~タクシー会社のもつ24時間営業体制の利点を活かした地域貢献
★高度成長期に開発した住宅地が高齢化し坂道が住民の外出バリアになっていたことから、創業50周年事業として自治体と地元商店会などと連携した乗合タクシーの運行を開始した。開始時に北九州市が車両購入費を補助し、地元自治区会からの支援のほかは運賃(150円)で賄う。運行開始10年目に利用者100万人を突破。地元の足として定着している。
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11:30 ~ 12:15 |
バス起業への挑戦:地域に根ざしたバスサービスの開発
―交通不便地域への路線バス参入、コミュニティバス受託に活路を見出す
山本宏昭 氏
- 運行地域の交通特性と利用者(需要)の開発
- 利用状況と公的支援等:路線バス事業とコミュニティバス事業、観光事業等とのバランス
- 地域・利用者ニーズに貢献できる「コミュニティビジネス」を目指して
★東村山市を拠点とし、山本氏自ら起業した「世界一小さなバス会社」。2001年東村山市コミュニティバス事業計画において運行プラン策定事業者として選定され、以来、大手バス会社が運行しない交通不便地域で営業し、隣接市内の駅や地元高校などを結ぶ路線で利用者を獲得している。
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13:00 ~ 13:45 |
ダイヤ最適化と地域興しによる路線バス事業改善の取り組み
―住民(利用者)ニーズへの対応、行政との連携
谷島賢 氏
- 工学的アプローチによる、路線バスダイヤ最適化の取り組み
- 地域興しと、ダイヤ最適化による路線バス事業再生
★1980年創立。貸切バス事業からスタート。埼玉県南部の川越市・日高市・小川町等で路線バスを運行している。2000年から大学と共同でバス位置情報提供システムの実証実験や、GPSと車内センサーを活用した乗降者数データを継続的に蓄積し、最適ダイヤを構築する実証実験を行う。都市部と過疎地域の中間地域で運行効率化・最適化を図るために、利用者ニーズの把握と運行管理を徹底して経営改善を目指している。
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13:45 ~ 14:30 |
地域活性化に地方鉄道が果たす役割
―三岐線・北勢線における需要(利用者)開発の取組み
種村尚孝 氏
- 四日市大学と三岐鉄道による産学連携で地域の活性化
- 地域になくてはならない鉄道を目指して
- 地域活性化と連携した利用促進への取組み
★三重県北部で2路線を運行。三岐線ではサイクルパス(自転車持込)や駅に公営図書館を併設するなど、独自の取組みを実施。北勢線は近鉄が廃止意向を表明した路線の運行を継承。行政(国・自治体)の支援を受けながら高速化と本数増、駅舎・駐車場・駐輪場整備とP&Rの推進等の取組みによって年間30万人の利用者増を達成。
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14:35 ~ 15:20 |
新しい仕組み・新しい発想からの公共交通
~地域と事業者の知恵と力を活かして~
中川大 氏
- 自治体と事業者の新しい関係によるバス再生:綾部市・京丹後市
- 地域の発想からの新しいバスシステム:京都よるバス・京都らくなんエクスプレス
- バス事業者に求められること:サービス水準向上と収支改善の両立策
- 自治体に求められること:赤字補填の発想からの脱却
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15:30 ~ 16:50 |
〔パネル討論〕バス・地方鉄道のルネサンスを考える
司会:中川大氏 パネリスト:吉田平氏/石橋孝三氏/山本宏昭氏/谷島賢氏/種村尚孝氏
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