交通ICカードの活用効果とまちづくりとの連携

開催概要

開催日	2005年5月25日（水）　9:30～16:30
会場	アルカディア市ヶ谷・私学会館会議室（東京都千代田区九段北4-2-25　TEL 03-3261-9921）
講師陣	岩田　昭男氏／カード評論家・ジャーナリスト、NPO法人ICカードとカード教育を考える会理事長鈴木　文彦氏／交通ジャーナリスト・NPO法人日本バス文化保存振興委員会副理事長太田　雅文氏／東京急行電鉄㈱鉄道事業本部事業統括部管理課長山下　浩司氏／サクサ㈱カードシステム営業部リーダー花岡　敏和氏／㈱スルッとKANSAI(スルッとKANSAI協議会) PiTaPa事業部営業企画部課長
参加費	一般：30,000円　2名以上の場合：28,000円　学生参加(大学)：22,000円　（資料代等を含む／1名の参加費／昼食代は含みません）

講義内容

時間	講義内容
9：30 ～ 10：40	交通系ICカードの普及状況と今後の展望カード評論家・ジャーナリスト　岩田昭男「タッチ＆ゴー」が交通の常識を変えた交通ICカードの普及・提携状況今後の課題と展望＜質疑応答＞
10：45 ～ 11：55	交通まちづくりとICカード交通ジャーナリスト　鈴木文彦公共交通における非接触ICカードのこれまでの経過国内および香港などに見る交通ICカードのメリット共通化・多機能化の可能性と壁公共交通利用促進とまちづくりへの活用＜質疑応答＞
12：45 ～ 13：55	IC乗車券を活用した鉄道とまちづくり連携の可能性　―世田谷線における取り組み東京急行電鉄　太田雅文　東急世田谷線では、2002年夏よりIC乗車券「せたまる」を導入、利用者の好評を博している。この取り組みの特色は、「せたまる」が単なる乗車券としてだけではなく、地域の商店街等とも連携することにより、路線および沿線地域アイデンティティの強化を図っていることにある。公共交通主導型の都市を誘導することが重要な政策課題となっている今日、永続的な鉄道需要を創出するツールとしても、欠かせない。本講演においては、この取り組みの示唆について述べる。＜質疑応答＞
14：05 ～ 15：15	タクシーにおけるICカード決済の現状と動向～非接触IC・おサイフケータイの実証実験から～サクサ　山下浩司　神奈中ハイヤー、JCB、サクサの3社は、タクシー利用におけるさらなる顧客満足度の向上を図るため、簡単・便利な決済システム構築を目指し、非接触ICを用いた汎用決済サービス「QUICPay(クイックペイ)」の実証実験を04年11月から実施している。タクシー利用における非接触ICを用いたクレジット決済サービスは国内初の取り組み。QUICPayの導入で、決済処理が1秒以内に完了するため、利用者利便性が飛躍的に向上すると同時に、乗務員等の作業も時間短縮され、効率化される等、タクシー事業者にとっても、大きな効果が期待されている。＜質疑応答＞
15：20 ～ 16：30	「スルッとKANSAI」の取り組みとIC決済サービス"PiTaPa" スルッとKANSAI　花岡敏和スルッとKANSAIの取り組み～競争から共創へ～ PiTaPaシステム構築の経緯 PiTaPaのサービス概要と今後の展開＜質疑応答＞