研修会(セミナー・シンポジウム)
交通まちづくりフォーラム 申込終了
地域交通システムの構築を新しい行政サービスで ―
「動く公共施設」としてのバス交通施策
~コミュニティ交通(バス・タクシー)の仕組み-利用者・公共の負担方法と地域・企業等の参加・支援~
開催概要
開催日 |
2003年8月8日(金)12:30~17:00 |
会場 |
全共連ビル・会議室 (東京都千代田区平河町2-7-9 TEL 03-5215-9501) |
講師陣 |
鈴木 文彦 氏/交通ジャーナリスト・日本バス友の会企画部長
松村 亮 氏/鈴鹿市産業振興部商工観光課長
山本雄二郎 氏/高千穂大学客員教授
事務局 (地域科学研究会) |
参加費 |
一般:20,000円 2名以上の場合:19,000円 (資料代等を含む/1名の参加費) |
講義内容
時間 |
講義内容 |
13:00 ~ 13:50 |
公共サービスとしてのバス交通の運営と負担の在り方
交通ジャーナリスト 鈴木 文彦
- 交通における「公」の関わり方
- コミュニティバスに見る地方自治体の関与とその課題
- 交通サービスの提供・確保に対して誰がどこに責任をもち負担するか
- 海外における公共交通の考え方と位置付け
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13:50 ~ 14:30 |
[三重・鈴鹿市]C-BUS:自主運行路線のコミュニティバス化
~「動く公共施設」をめざした取り組みと成果~
鈴鹿市 松村 亮
- C-BUS誕生の背景
・自主運行(廃止代替)バスからコミュニティバスへ
- 計画策定プロセスが生んだ新交通システム-C-BUS
・検討・調査手法、運行システム、運行収支
- 利用状況と地域の支援
・沿線住民・学校・企業等の地域支援、友の会、商業者との連携等
- 成長するC-BUS -「動く公共施設」化への取り組み
・事業採算の考え方、フィーダー交通導入、新路線の検討等
■C-BUSの近況(鈴鹿市作成C-BUSレポートから)
2000年3月運行開始からの延べ利用者が、今年5月に70万人を超えました。15年度の総利用者数は25万人を超えそうです。自主運行時代の年間総利用者数(約4万5千人)の5倍を超える勢いです。生活圏ゾーンの運賃(100円、200円)や通学ラッシュのダブル走行等で地域のニーズに応えています。
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14:30 ~ 15:00 |
「動く公共施設、文化施設」としてのバス交通施策化の試み
~静岡県島田市・掛川市等の取り組みの紹介を通して~
事務局(地域科学研究会)
- 島田市コミュニティバス大長線(2ルート)
①伊久美ルート(22km)、相賀ルート(11km)の導入プロセス
とコンセプト-「動く公共施設」をなぜ考えたか
②運行システム(フィーダー交通:タクシー導入)と利用状況
- 掛川市市街地循環バス「スローライフバス」
①北循環・南循環ルート(12km)のコンセプトと運行システム
②掛川市のまちづくりのサブシステムとして-
「動く文化施設」スローライフバスの運行
- コミュニティバス計画を契機とした 「動く公共施設」化への取り組みの萌芽
①交通サービスが新しい公共サービスとなる社会状況
②コミュニティバスを維持するための新しい考え方
③まず「空気を運ぶ」ではなく「幸福を運ぶ」バスをつくる
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15:10 ~ 17:00 |
〈パネル討論〉公共交通を「動く公共施設」とする行政・地域・事業者の連携
~交通サービスの行政施設化の目安の設定、導入・見直し・展開等への対応策を探る~
司 会:山本雄二郎/高千穂大学客員教授
パネリスト:鈴木 文彦/交通ジャーナリスト
松村 亮/鈴鹿市
事務局 (地域科学研究会)
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