研修会(セミナー・シンポジウム)
コミュニティ交通シリーズ-31 申込終了
バス・タクシー事業の活性化 ―
「空気を運ぶバス・タクシー」を改善する新マーケティング手法
~事業者の交通事業から地域・市民のサービス業へのビジネス戦略~
開催概要
開催日 |
2002年10月29日(火) 10:00~17:00 |
会場 |
全共連ビル・会議室 (東京都千代田区平河町2-7-9 TEL03-5215-9501) |
講師陣 |
岡 並木 氏/評論家(比較都市論)
市川 嘉一 氏/日経産業消費研究所主任研究員 (「日経地域情報」副編集長)
木原 圭介 氏/(株)メディス代表取締役
加藤 廣 氏/武蔵野女子大学講師/(株)社会計画研究所取締役 |
参加費 |
一般:28,000円 2名以上の場合:26,500円 (資料代等を含む/1名の参加費/昼食代含みません) |
講義内容
時間 |
講義内容 |
10:00 ~ 11:30 |
オーダーメイドの計画がバスの利用者を育てる
評論家 岡 並木
- 新しい交通システムづくり ―コミュニティバスはなぜ「新交通システム」か
- オーダーメイドの計画づくりが需要を開発(創造)する
- 需要開発のための調査手法 ―切実な願いを探るグループインタビュー調査と高齢者路上観察調査
- 切実な願いからシステムをつくる ―ルート、ダイヤ、運賃、バス停、車両など
- 買ってみたくなる商品としてバスを考える ―デザインは人を引きつけるポイント
- バスは「動く公共施設」 ―政策としてどう位置付けるか
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11:40 ~ 12:50 |
規制緩和時代の交通ビジネス
~公共交通サービスを活性化するマーケティング手法~
日経産業消費研究所 市川 嘉一
- 利用者本位の時代と公共交通のCS戦略
- 魅力的な公共交通創造-国内外のバス、路面電車などの現場から
- まちのグランドデザインと公共交通
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13:50 ~ 15:20 |
交通のファンタジーを創造する超交通サービスの発想
~H.T.S(hyper transport service)のすすめ~
(株)メディス 木原 圭介
- 『超』とは
- ピカソの技法
- 利用した人にファンタジーを呼び起こす ―介護タクシーの発想とコミュニティバス
- ミヒャエル・エンデ著『モモ』の役割
- 介護タクシーからWICへ
※WIC=Where Is Caredriver?(ケアドライバーを探せ) --- 介護だけではなく、あらゆる場面でケアと移動を連動させた執事サービスを提供するメディスの新商品
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9:00 ~ 10:00 |
「混みバス」化するコミュニティバスのシステムをつくる調査手法
~武蔵野市ムーバス、鈴鹿市C-BUS、杉並区すぎ丸、
山口市コミュニティバスなどの実践経験からの考察~
武蔵野女子大学 加藤 廣
- 「住民の切実な願い?運行計画?実証運行?評価・改善?充実・展開」というシステム開発と事業化を基本とする。
- 最初の「実証運行」は、空気を運ぶことが予想される「ほどこし的・バラマキ的」な全域の運行を避けて、移動制約者が多い地域などの1地域に絞り込んで行う。
- 「住民の切実な願い」は、商品開発で用いられているグループインタビュー調査などによって本音の意見を聞き取る。
- 住民の切実な願いに応えるには、幾つもの「カベ」を乗り越えることが求められるので、「トライ&サクセス」を実現する目的達成型の事業推進体制を確立する。
- 地域や住民の支援、まちづくりとの連携、運行のPRなどを積極的に推進する
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