研修会(セミナー・シンポジウム)
コミュニティ交通シリーズ-56 申込終了
人口減少・高齢社会、交通事故増大・・・不安心理社会の移動交通ビジネス化
バス・タクシー事業の市場開発
―そのマーケティングの戦略と戦術
~空気を運ぶバス・コミュニティバス、空きタクシーの見直し方策 ―新しい需要(利用)開発の企画と実務~
開催概要
開催日 |
2005年12月9日(金) 9:00~17:00 |
会場 |
アルカディア市ヶ谷・会議室 (東京都千代田区九段北4-2-25 TEL 03-3261-9921) |
講師陣 |
鈴木 文彦 氏/交通ジャーナリスト
吉田 平 氏/平和交通・団地交通 経営企画室長
加藤 廣 氏/武蔵野大学 講師、社会計画研究所 取締役
森﨑 清登 氏/近畿タクシー(株) 代表取締役社長
中嶋 日吉 氏/第一観光バス(株) 代表取締役社長 |
参加費 |
1名参加の場合:29,000円 2名以上の場合:27,000円 (資料代等を含む/1名の参加費/昼食代は含みません) |
講義内容
時間 |
講義内容 |
9:00 ~ 10:20 |
需要開発につながる新しいバスサービス
~最新事例にみるサービス開発の企画・実施のための経営戦略~
交通ジャーナリスト 鈴木文彦
- バス事業を元気にする新サービスの開発と戦略
- コミュニティバスの成果と反省
- 地域・住民との協働による公共交通サービスの展開
- 事業者にできること,行政にできること,住民にできること
- 情報発信とインフォメーション
<質疑応答> |
10:30 ~ 11:50 |
新しい交通システム「コミュニティバス」に学ぶ需要創造手法
武蔵野大学講師/社会計画研究所取締役 加藤廣
- コミュニティバスの出現要因は何か
- コミュニティバスのサービス範囲の明確化
- 「コミュニティバスも商品、利用される商品は何か」という需要創造型システム開発の実践
- 「住民の移動の壁、切実な願いは何か」を本音で捉えられる
「口コミ・マーケティング」を期待できるグループインタビュー調査の導入
- 既存交通事業者、交通管理者、沿線住民等へ、需要創造を実現できる積極的な調整と連携の実施
<質疑応答>
[講師紹介]都市計画・地域開発のコンサルタント。東京・武蔵野市コミュニティバス「ムーバス」の
需要創造型の新しい交通システム開発(基本計画、実施計画、事業化推進、フォローアップ調査)に参画。
東京・杉並区すぎ丸、三重・鈴鹿市C-BUS、千葉・浦安市おさんぽバス等の実績。 |
12:40 ~ 14:00 |
潜在ニーズを顕在化するためのマーケティング手法
~仮説・実証型経営手法の採用、 より"マイカー"に近接した交通サービスがバス事業の新ビジネスを生み出す~
[千葉市]平和交通・団地交通経営企画室長 吉田平
[事業概要]74年幸町団地~JR西千葉間で運行開始。路線事業と観光貸切、送迎事業を組合せて
効率運行を実践。96年には大型SCとの間で「買物バス」運行を開始。99年一般乗合旅客運送
事業免許を取得。「買物バス」は現在、バス路線として3ルートに拡充。既存路線バスの中に新
しい市場を見出すマーケティングを実践中。
<質疑応答> |
14:10 ~ 15:30 |
タクシーの新ビジネス―地域密着型マーケティングの方策
~ネットワーク事業としてのタクシー運営と新サービス導入後の効果~
[神戸市]近畿タクシー(株)代表取締役社長 森﨑清登
- 域密着はタクシーの心
- ユニバーサルデザインはタクシーの表札
- 結ぶ事業こそ、タクシーのドメイン
- 次世代のタクシー会社は地域サービス会社
<質疑応答>
[事業概要]次世代のタクシーサービスを目指してHPで全国から募ったアイデアの実現や、
利用者ニーズにハード、ソフトで対応したサービスで地域密着型の事業開発を進めている。 |
15:50 ~ 17:00 |
地域交通ニーズの的確な把握とビジネス化
~バス・タクシーを組み合わせてきめ細かいサービスを提供し、経営の効率化を目指す~
[秋田・二ツ井町]第一観光バス(株)代表取締役社長 中嶋日吉
[事業概要]タクシー会社からスタート。88年から廃止バス路線で運行を開始した乗合
タクシーは全国でも早い取組み。89年から小型バスを中心に貸切バスの運行を開始。
02年地元二ツ井町の乗合バス4路線廃止を受けて新路線を含む代替バス(フリー乗降制・
一律運賃)の運行も行っている。観光資源を生かした案内タクシー、中型バスやジャンボ
タクシーなどの用途や目的に合わせたサービスを提供している。常に地域のニーズ把握
と検証などによって事業の活力づくりに取組む。
<質疑応答> |
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