研修会(セミナー・シンポジウム)
まちづくり行政シリーズ-22 申込終了
国有財産を自治体財産(市区町村が地主)へ移管することの効用 ―
法定外公共物「赤道(あかみち)・水路(あおせん)」の
移管・財産管理とまちづくり活用
開催概要
開催日 |
2003年3月5日(水) 12:30~17:00 |
会場 |
全共連ビル・会議室 (東京都千代田区平河町2-7-9 TEL03-5215-9501) |
講師陣 |
松井 桂一 氏/(株)カナエジオマチックス営業部課長(名古屋)
塩田 徳二 氏/(株)東日本住宅評価センター京浜支店/東京事務所確認検査員(元. 杉並区建築部長)
山口 浩三 氏/世田谷区財務部国有財産移管担当課長
井上 隆 氏/首都圏総合計画研究所 |
参加費 |
一般:23,000円 2名以上の場合:21,000円 (資料代等を含む/1名の参加費) |
講義内容
時間 |
講義内容 |
12:30 ~ 13:10 |
法定外公共物の抽出と譲与申請業務
カナエジオマチックス 松井 桂一
- ガイドラインにおける譲与申請の考え方
・基本的な譲与申請業務の作業手順
- ガイドラインと実業務との相違
・各県土木事務所による考え方の相違
- 名古屋市における譲与物件の管理方法
・名古屋市道路情報管理システムのデモンストレーション
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13:15 ~ 13:55 |
移管財産と街づくり
世田谷区 山口 浩三
- 移管に当たっての考え方
・ガイドラインをどう読むか(都立公園は公文書で公園内の移管財産を譲与後、
都に対し無償使用あるいは譲与を申し入れてきている)/法定外公共物の状況/庁内合意
- 移管財産の管理
・行政財産、普通財産/公共物管理条例/地籍調査/登記
- 街づくりへの活用方法
・街づくりの基本的計画(道路、地区計画、街づくり計画)/建築確認、開発行為
- 払い下げ、取得時効
・財産評価/裁判への対応
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14:00 ~ 14:40 |
建築行政からみた赤道・水路-まちづくりへの活用に向けて
東日本住宅評価センター 塩田 徳二
- はじめに(赤道・水路の歴史的経緯)
- 建築基準法の道路
(1)建築物と道路の関係
(2)建築基準法の道路の定義 ①42条1項 ②42条2項(二項道路、みなし道路)
- 二項道路についての問題点
(1)制度的空白(後退部分を道路に築造することや維持管理する規程はない)
(2)告示による一括指定がされたこと(個別に指定している行政庁は少ない)
(3)時間的経過により二項道路の判定や中心線の確定が困難なこと
(4)台帳化等の二項道路の情報を体系的に整備する組織的対応がなされなかった
- 道路調査(杉並区における二項道路の現況調査の方法と調査結果)
- 二項道路の中心線(土木部門と建築部門のそれぞれの考え方)
- 建築基準法42条2項道路の整備について
- 水路と建築敷地(建築基準法43条但し書き)
- まとめ
(1)道路地図等の作成
(2)街づくりへの活用
(3)維持・管理体制
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15:00 ~ 17:00 |
【パネル討論】赤道・水路の財産・機能管理とまちづくり資源としての展望
問題提起・司会:井上隆/首都圏総合計画研究所
パネラー:松井桂一(カナエジオマチックス) /山口浩三(世田谷区)/塩田徳二(東日本住宅評価センター) |
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