研修会(セミナー・シンポジウム)
情報環境シリーズ-29 申込終了
「知る権利」保障に向けた情報公開法改正の動き
情報公開条例の運用課題と改定の方向性
~開示対象の拡大・明確化、開示手続の迅速化・強化、事後救済制度の強化と個人情報保護法の改正検討~
開催概要
開催日 |
2010年10月5日(火) 11:00~16:45 |
会場 |
剛堂会館・会議室 (東京都千代田区紀尾井町3-27 TEL 03-3234-7362/案内図は申込後送付) |
講師陣 |
宇賀 克也 氏/東京大学大学院 法学政治学研究科 教授
三木由希子 氏/特定非営利活動法人 情報公開クリアリングハウス理事、内閣府行政透明化検討チーム構成員
松村 雅生 氏/日本大学法科大学院 教授、内閣府行政透明化検討チーム構成員
高野眞也子 氏/神奈川県逗子市総務部 情報公開課長
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参加費 |
1名参加の場合:20,000円 2名以上の場合:18,000円 (税込/資料代等を含む/1名の参加費/昼食代は含みません) |
申込方法 |
申込用紙に所要事項を記入の上送付下さい。
■所要事項 : 勤務先、参加者氏名、所属部課役職名、所在地、TEL・FAX、連絡担当者、支払方法、必要書類等
■申込用紙 : お申込みフォーム FAX・メールでのお申込み 申込終了 |
講義内容
時間 |
講義内容 |
11:00 ~ 11:45 |
情報公開制度の日米比較
東京大学 宇賀 克也
- アメリカの情報自由法と日本の情報公開法の誕生の背景
- 対象機関
- 対象記録
- 開示請求権者
- 不開示情報
- 存否応答拒否
- 応答期限
- 第三者保護
- 開示の方法
- 他の法令による開示の実施との関係
- 手数料
- 行政上の不服申立て
- 文書管理
- 報告、施行状況の公表
- 情報公表、情報提供
- 地方公共団体の情報公開
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11:50 ~ 12:35 |
自治体の情報公開・個人情報保護条例の運用と改定
情報公開クリアリングハウス 三木 由希子
- 情報公開条例の運用と課題
- 情報公開法の改正と情報公開条例
- 個人情報保護条例の運用と課題
- 個人情報保護法の改正検討
略歴:
1996年横浜市立大学文理学部国際関係課程卒業。特定非営利活動法人情報公開クリアリングハウス理事、特定非営利活動法人NPOまちぽっと理事、市民と議員の条例づくり交流会議運営委員。東京都国立市情報公開・個人情報運営審議会委員、内閣府行政透明化検討チーム構成員。情報公開クリアリングハウスの活動として情報公開・個人情報保護制度やその関連制度に関する調査研究、政策提案、意見表明を行うとともに、市民の制度利用のサポート、行政、議員に対しても情報提供や政策立案への協力などを行う。
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13:30 ~ 14:15 |
情報公開制度の改正の方向性とこれから
日本大学 松村 雅生
- 情報公開法改正の方向
(1)目的規定 (2)不開示情報 (3)部分開示 (4)理由付記
(5)内閣総理大臣への報告制度 (6)開示決定等の期限、みなし規定
(7)情報公開訴訟における訴訟管轄、インカメラ審理 (8)情報提供施策 (9)その他
- 改正のスケジュール
- 情報公開条例への影響
略歴:
総務庁長官官房会計課長、総務省大臣官房審議官、内閣府情報公開審査会事務局長を歴任。昭和57年、人事院在外研究員として、カナダ政府において情報公開法、プライバシー法の制定過程、運用状況を研究。平成16年4月から日本大学法科大学院教授、情報法、立法学を担当。著書に「情報公開と文書管理」(ぎょうせい)など。
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14:20 ~ 15:05 |
逗子市における条例制定の背景とその運用状況
逗子市 高野 眞也子
- 条例制定の背景(池子の森返還市民運動と市民自治の拡大
- 市民が使いやすい制度
- 「開かれた市政」の実現を目的とした制度運用
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15:15 ~ 16:45 |
[パネル討論] 情報公開法改正と情報公開条例、個人情報保護条例の見直しについて
司会:宇賀 克也 パネラー:三木 由希子/松村 雅生/高野 眞也子
※参加者を交えた質疑応答と情報交換の場です。奮ってご参加下さい
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