研修会(セミナー・シンポジウム)
自治体経営シリーズ-130 申込終了
「災害弱者の救援計画とプライバシー保護」発刊記念シンポジウム
災害時要援護者の名簿・避難支援計画の作成
―支援体制の構築と地域の防災力向上のための具体策と実効性
~要援護者名簿の作成・活用方策と地域・関係機関との連携・個人情報保護対策~
開催概要
開催日 |
2007年10月29日(月) 10:00~16:30 |
会場 |
食糧会館・会議室 (東京都千代田区麹町3-3-6 TEL03-3222-9621) |
講師陣 |
中里 伸之 氏/練馬区危機管理室防災課長(前.大泉総合福祉事務所長)
奥津 茂樹 氏/NPO法人情報公開クリアリングハウス常務理事
石井まゆ美 氏/南アルプス市保健福祉部福祉課長
高橋誠一郎 氏/千代田区環境安全部防災課長
鈴木 庸夫 氏/千葉大学 法科大学院 教授 |
参加費 |
研修会の参加+書籍(災害弱者の救援計画とプライバシー保護)の場合:26,000円
研修会の参加のみの場合:18,000円
※資料代等を含む/1名の参加費/昼食代は含みません |
講義内容
時間 |
講義内容 |
10:00 ~ 10:40 |
〔練馬区〕災害時要援護者名簿を活用した避難支援対策
~地域と連携した支援体制の構築に向けて~
練馬区 中里伸之
- 災害時要援護者名簿作成の進行状況
- 地域・関係機関と連携した支援体制に向けて
①民生委員との連携について
②自主防災組織との連携について
- 避難支援システムの構築に向けた今後の課題
|
10:45 ~ 11:35 |
災害時要援護者情報の共有化へ向けた方策と先進自治体の取り組み
情報公開クリアリングハウス 奥津 茂樹
- 要援護者情報共有のための方法 ― 個人情報保護条例の適切な解釈・運用等
- 先進自治体の取り組み事例 ― 自治体内での情報共有/地域(自主防災組織等)との共有
- 今後の課題
<予定> |
12:30 ~ 13:10 |
〔南アルプス市〕災害時要援護者マニュアルの作成経緯と今後の課題
南アルプス市 石井 まゆ美
- 災害時要援護者マニュアルの作成経緯
- 既存名簿の共有と手上げ方式による要援護者名簿の作成
- 社会福祉協議会、地域との連携について
- 福祉避難所の指定―設置のための事前協定と避難訓練等
|
13:15 ~ 13:55 |
〔千代田区〕災害対策基本条例の制定経緯と今後の取り組み
千代田区 高橋誠一郎
- 地方分権の進展に伴う主体的な災害対策の推進
- 地域特性を踏まえた独自の災害対策の推進
- 区民、事業所、福祉関係者の参画による災害対策の基本的あり方の検討
- 「協助」の理念
- 災害時要援護者への取り組み
|
14:00 ~ 14:30 |
〔問題提起〕災害に備える要援護者避難支援計画
千葉大学 鈴木庸夫
- 人は何故、防災対策において要援護者対策に目を向けるのか
- 法心理学の研究・「公正研究」のなかでの責任帰属研究
①人はどういう場合に「援助行動」にでるか
・原因の統制不可能性(当人の責任なし)→同情(責任意識)→援助活動
②防衛的動機 事故後の責任追及と「自助」「共助」「公助」の区分
③事故を一人で目撃した場合と二人以上で目撃した場合
・二人以上いる場合のほうが援助活動に出る(相互責任意識)
・日本人は人に見られているときに援助活動する
- 要援護者対策を通じて怪我等をした場合、自分も要援護者になることを自覚するようになる
(要援護者対策の自覚作用)
- どのような行動に出てよいか判らない場合
・ルールが輻湊するとき、メタ・ルールがあればそれに従うことが責任免除(社会的非難を浴びない)となる
→地域防災計画では弱く、防災条例でこの責務を明示しておくことが必要
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14:40 ~ 16:30 |
〔パネル討論〕地域・関係機関と連携した防災対策と要援護者支援とプライバシーと
司 会:鈴木庸夫 パネリスト:中里伸之/奥津茂樹/石井まゆ美/高橋誠一郎
※参加者を交えた質疑応答と情報交換の場です。奮ってご参加ください。 |
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