時間 |
講義内容 |
9:30 ~ 11:00 |
高齢ドライバーに対する交通安全への動機づけ―その具体的方策と自治体の役割
自由学園 鈴木 春男
- 高齢ドライバーに多い事故パターン
- 身体的特性 視力/聴力/反応動作/速さと正確さ/体力と衝撃耐性/疲労回復力
- 心理的特性 複雑な情報を同時に処理することが難しい/運転が自分本位になり相手に甘えがち/注意力の配分や集中力の低下
- 運転的特性 過去(若い時)の経験にとらわれる/意識と行動のミスマッチ/「慣れ」と「だろう運転」/より小さい車に乗り換えることで身体機能の低下はカバーできると考えている/高齢者に見られる個人差
- 社会的特性 コミュニケーション能力の低下/生活構造の違いからくる特性/世代からくる特性
- 安全運転と社会 安全運転と社会環境/運転能力チェックの機会増大
- 安全への動機づけ手法 「参加の場を提供する」ことによる価値の変化/目標による管理-真の参加とは何か-/これからのキーワードは「地域」/具体的提案:いきいき運転クラブ
<質疑応答> |
11:10 ~ 12:20 |
高齢ドライバーの交通事故増加の実態と安全対策の最前線
毎日新聞 板垣 博之
- 止まらない! 高齢ドライバー事故の特徴と事故例
- 交通の「2007年問題」。車好きの団塊世代
- 何が変わる? 道路交通法改正と認知症検査導入
- 効果はあるの? 高齢者運転講習の実態
- 運転をやめられない! 置き去りにされる高齢者と、縦割り行政の弊害
<質疑応答> |
13:10 ~ 14:20 |
高齢ドライバーの運転行動の変容に関する取り組み
東京都老人総合研究所 溝端 光雄
- 健康長寿と活き活き外出
- 老いを補う運転行動の変容対策 ―地域での交通安全教育 等
- 老いを補う多様な外出支援策 ―運転免許返納支援制度~土佐清水市を事例として~ 等
- 生き生き老後と官民の連携について
<質疑応答> |
14:30 ~ 15:50 |
〔富山市〕高齢者の運転免許自主返納支援制度の導入と今後
富山市 藤崎 隆夫
- はじめに
- 高齢者と交通環境
- 支援制度の内容と現状
(1)公共交通乗車券等の支援 (2)身分証明書等の取得費支援 (3)運転免許返納状況
- 支援制度の効果
- 今後の課題とコンパクトなまちづくり
<質疑応答> |
16:00 ~ 17:00 |
高齢ドライバーの課題を解決する公共交通
―高齢者の生活を支える公共交通構築への方策
交通ジャーナリスト 鈴木 文彦
- 高齢者は必ずしも運転したくはない
- 高齢者の交通ニーズ
- 高齢化マイカー社会における公共交通の考え方
- どんな公共交通をつくっていくか
<質疑応答> |