Home > 業務内容 > まちづくり映像のご案内 > シリーズ26 「路面電車ルネッサンス」

映像シリーズ (VHSビデオ/DVD)のご案内 (まちづくり映像シリーズ No.1~47)

映像シリーズ26表紙
映像シリーズ26
街のフットワーク、街のアクセサリー・LRT ―

路面電車ルネッサンス

[復活への願い]

[監修] 岡 並木 (評論家=比較都市論)

映像の概要

型式 オートスライド(VHSビデオ)、シナリオ付き 121コマ/37分
定価 31,500円 (税・送料込)
完成 1993年7月15日
協力 西尾 源太郎 (評論家)/小山 憲三 (小山病院長)/AmericanAccess社 (USA)
申込方法 申込用紙(フォーム)に下記の所要事項を記入の上送付下さい。
  ■所要事項 : 勤務先、氏名、所属部課役職名、所在地、TEL、FAX、MAIL、支払方法、必要書類、等
  ■申込用紙 : お申込みフォーム  FAX・メールでのお申込み

映像の内容構成

プロロ-グ

「面交通」と「線交通」の役割

現在も活躍するわが国の路面電車

海外で活躍する新しい路面電車・LRT

エピロ-グ


取材都市

〈ヨーロッパ〉 グルノーブル/サンドニ(パリ)/ストラスブール/ハノーバー/ブリュッセル
〈アメリカ〉 ロサンゼルス/サンノゼ/バッファロー/ポートランド
〈カナダ〉 エドモントン
〈オーストラリア〉 メルボルン
〈ホンコン〉 屯門
〈日本〉 東京/豊橋/広島/長崎/熊本/鹿児島

監修にあたって

ヨーロッパでもアメリカ合衆国でもカナダでも、この15年間を振り返りますと、路面電車が確実に蘇って来ています。しかもそれは、かつての古ぼけたチンチン電車の復活ではありません。車両は、斬新なデザイン、静かで、床が低く、加速もスムーズです。去年の後半、パリの北部サンドニに開業した路面電車は、床の高さが25センチ。停留所のホームの高さと同じですから、乳母車や車椅子が、そのまま乗降できるのです。

このところの路面電車の復活は、自動車文明に対する価値観の変化と無関係ではないようです。都心の-定の範囲で自動車の乗り入れにご遠慮願い、その代わりに路面電車に頑張ってもらうという都市も増えて来ました。

ところで日本では、これほど自動車の問題で悩んでいる街が多いのに、なぜか路面電車復活の動きが出てきません。日本では、高架の上を走るモノレールなどの中量輸送用の電車の建設は進んでいます。しかしそれらは、道路でひらりと乗れる路面電章の魅力には敵わないはずです。

日本には、路面電車を建設できるだけの幅のある道路が少ない、という人がいます。しかし海外の例を見ますと、4車線の道路の中央の2車線分を、路面電車に使っているところが沢山あります。サンドニの路面電車もその方式です。日本も路面電章の役割の意味を噛みしめてみるときが、来ているのではないでしょうか。

1993年7月 岡 並木


【スタッフ】

脚本・演出     細谷孝子
撮影         及川知也
プロデューサー   緑川冨美雄

▲このページのトップへ

関連情報

▲このページのトップへ