映像シリーズ (VHSビデオ/DVD)のご案内 (まちづくり映像シリーズ No.1~47)
型式 | オートスライド(VHSビデオ/DVD)、シナリオ付き、120コマ/36分 |
定価 | 28,875円 (税・送料込) |
完成 | 1993年7月15日 |
協力 | 森 延彦 (静岡県 都市住宅部 都市住宅企画課) |
申込方法 | 申込用紙(フォーム)に下記の所要事項を記入の上送付下さい。 ■所要事項 : 勤務先、氏名、所属部課役職名、所在地、TEL、FAX、MAIL、支払方法、必要書類、等 ■申込用紙 : お申込みフォーム FAX・メールでのお申込み |
●車優先から公共交通との共存へ歩み始めた欧米から都市計画と一体化した交通システムを展望 魅力と活力ある都市づくりの先達であるヨーロッパを、都市の再生と交通計画の視点から捉えるため、活力ある歩行者空間(モール、広場、ボンエルフ、商業空間)と各種の交通計画(国鉄・地下鉄・バス・市電・新交通システム等の公共交通機関、自家用車・自転車、駐車施設)や乗継システム、再開発計画、魅力ある都市景観の都市計画を映像化し、都市・商業の再生・活性化への手がかりをつかもうとするものです。 ※取材は、岡並木氏の指導のもと、カメラマンと、プロデューサーが直接、市や企業を訪れて行ったものです。 |
今、世界の多くの都市が変わりつつあります。
ゆったりと歩いたり、ショッピングを楽しんだり、立ち話ができたり、子供たちを遊ばせることのできる空間が生まれ、夜間人口も定着し始め、街に賑いと魅力が戻って来ています。
「街を自由に徘徊できる機能」が自動車の増加によって失われることは街の衰退を意味します。都市の再生は、自動車交通をコントロ-ルし都心部を都市と市民に快適で魅力的な空間として取り戻すための試みといえます。
交通は人に優しいだけでなく、都市にも、自然環境にも優しくなければならない。
「人間と都市と地球の共生」への取組みが今こそ必要なのです。
「都市計画と交通計画との総合性」。これはよく使われる言葉です。その言葉にふさわしい都市はいくつかあります。たとえば、カナダのトロント、バンクーバー。ブラジルのクリチバ。スウェーデンのストックホルム。ドイツのハンプルク、ハノーバー、ミュンヘン。これらの都市はこの道の先輩といっていい。少し後輩で、フランスのブザンソン、リール。この先輩、後輩の間の違いは何でしょう。 先輩は、その都市の市民にとって公共交通網を画期的に使いやすいシステムに組み立てました。 それに比べ後輩は、公共交通機関を使いやすくすると同時に、自動車の使い方にもある程度の制約を加味したということでしょう。 そしてこの後輩には、そのまた後輩が現われました。新しい後輩としておきましょう。その例は、ドイツのフライブルク、フランスのストラスブール、オランダのアムステルダムでしょう。新しい後輩は、自動車への制約をもっと厳しく考えています。自動車から都市の公共空間を取り戻すという考え方が、政策の背後にあります。 これらの都市は、なぜこういう道を歩き始めたのか。そしてどこへ向おうとしているのか。スライドを通して考えてみたいと思います。 1993年7月 岡 並木 |
脚本・演出 細谷孝子 撮影 及川知也 プロデューサー 緑川冨美雄 |
交通計画集成 全12巻 1996~1998年発刊 |