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研修会(セミナー・シンポジウム)

オムニバス講座・東日本大震災報告②> 申込終了

2011年7月6日(水) 13:00~16:45

津波被害と障害者・高齢者

災害弱者の被災・避難の実態と福祉サービス・交通への課題

開催概要

開催日 2011年7月6日(水) 13:00~16:45
会場 剛堂会館・会議室 (東京都千代田区紀尾井町3-27 TEL 03-3234-7362/案内図は申込後送付)
講師 秋山 哲男 氏/北星学園大学 客員教授、日本福祉のまちづくり学会 副会長
参加費
  当日参加 メディア参加
1名の参加費 10,000円 12,000円

※メディア参加申込の方へは、研修会開催後に講演収録CD(未編集)と配布資料をお届けします(送料込)。また、当日参加者で都合が悪く欠席される場合にもメディア参加とさせていただきます。
申込方法 申込用紙に所要事項を記入の上送付下さい。
  ■所要事項 : 勤務先、参加者氏名、所属部課役職名、所在地、TEL・FAX、連絡担当者、支払方法、必要書類等
  ■申込用紙 :お申込みフォーム  FAX・メールでのお申込み 申込終了

講義内容

時間 講義内容
13:00~15:30

【東日本大震災現地調査レポート】 津波被害と避難・住まい・災害ボランティア・復興について

  1. 被災地のあまりにも厳しい現実
     ・被災の現状(様々な地域の被災の状況を映像で見て頂きます)
  2. 避難について
     ・幼稚園・保育園児と保育者の避難:津波が来なくても全力で避難した結果、犠牲者が出ていない
     ・子ども、高齢者、障害者への避難支援
     ・医師、ヘルパーの不在
  3. 避難所
     ・障害者の避難状況、バリアフリー対応でないことの問題点(自宅避難)
     ・福祉避難所の必要性
     ・シェルター型避難所の必要性
  4. 交通ボランティア
     ・ボランティアに対してバスを出す人、避難所の人に対して無料で通院や買物の送迎をする移送ボランティアの活動について
     ・福祉有償運送がない地域の状況
     ・社会貢献型タクシーが不可欠
  5. 暮らしの再生
     ・コンパクトシティや高台に住まいをつくるなどの復興案は、地形の制約、居住者や就業構造、被災の規模によってそれぞれ対策が異なるのでは?
  6. 津波に対して
     ・命を守ることが最重要課題
     ・資産を守れない場合も致し方ない
  7. 津波に対するまちづくり
     ・防潮堤をどこまで高くするのか
     ・高齢者・障害者を中心とした高台居住をどこまで進めるのか
     ・平地居住の場合:津波襲来を前提として、津波の威力を弱める都市づくりや建物づくりをどこまで進めるか?
  8. 津波などからの避難と教育
     ・避難指示・避難勧告が出ても避難しなかった(できなかった)高齢者・障害者
     ・津波の教育:如何に全力で逃げるかを具体的に教育する必要
15:45~16:45

<質疑応答・参加者とのディスカッション>

進行:事務局

現状や復興計画、災害弱者と防災まちづくり等に関して、参加者との情報・意見交換を図る場です。奮ってご参加ください。


講師略歴

秋山 哲男 氏

1948年生まれ。明星大学修士課程修了、東京都立大学工学部土木工学科助手、講師、助教授、大学院都市科学研究科教授、都市環境科学研究科教授等を経て現職。国・自治体のバリアフリー推進関連委員会、福祉有償運送運営協議会等の委員を多数務めている。著書に『都市交通のユニバーサルデザイン』(学芸出版社、2001年)、『生活支援の地域公共交通』(学芸出版社、2009年)、『観光のユニバーサルデザイン』(学芸出版社、2010年)など。


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