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映像シリーズ (VHSビデオ/DVD)のご案内 (まちづくり映像シリーズ No.1~47)

映像シリーズ23表紙
映像シリーズ23
(財)日本視聴覚教育協会優秀映像教材入賞作品

水のランドスケープ

~人と“自然”のインターフェイス~

[監修] 上山 良子 (ランドスケープアーキテクト)

映像の概要

型式 オートスライド(VHSビデオ)、シナリオ付き、146コマ/38分
定価 34,900円 (税・送料込)
完成 1992年5月
申込方法 申込用紙(フォーム)に下記の所要事項を記入の上送付下さい。
  ■所要事項 : 勤務先、氏名、所属部課役職名、所在地、TEL、FAX、MAIL、支払方法、必要書類、等
  ■申込用紙 : お申込みフォーム  FAX・メールでのお申込み

映像のねらい

  • 水のランドスケープデザインが都市環境や生活環境に占める重要性や必要性を訴える。
  • 自然との共生を求めた多様な水のデサインによる演出とその装置を世界各国の最新事例に学ぶ。
  • 人と“自然”が出会う公共空問の舞台装置づくりのための創造性と可能性を明らかにする。
  • 歴史性、文化性のある地城の特性に見合った環境を発見し、新しい可能性と伝統的な文化との調和策を探る。

調査都市 (事例39都市:66例)

●ヨーロッパ

ミュンヘン、ケルン、ローマ、ロンドン、フィレンツェ、パリ、アーヘン、エッセン、フライブルク、ポールグリモー、エヴリー、等

●アメリカ

ニューヨーク、ポートランド、サンフランシスコ、ロングビーチ、フォートワース、ニューオーリンズ、アスぺン、ワシントン、ウッドブリッジ、ラスコリナス、ダラス、サンアントニオ、コスタメサ、等

●カナダ

バンクーバー、トロント、エドモントン

●オーストラリア

シドニー、ゴールドコースト


映像の内容構成

プロローグ

  • 都市環境の公共空問には様々な水のデザインがある
    -人工的な都市空間に水(=白然)を取り込む意味
    -触れて楽しむデザイン=参加・能動的に楽しむ「場」づくりの素材として最適

水のデザインが都市環境に占める重要牲

  • ランドスケープテザインの意味と役割
    -場づくりの5つのアイテムとランドスケープ
    -建築物が都市を造っているという考え方から環境全体が都市を形成、建築物はその一部でしかないという考え方へ
    -オープンスぺース、文化、人間等が都市を都市たらしめる「場」を造ることを実践し、その大きな祖い手となっているのがランドスケープアーキテクト
  • 公共空問の意昧の変化
    -公共空間は白己表現を競う場から自己主張を持たない人々の私的行動が横行する場へとなっている
  • 創造的公共空間=場づくりへの試み
    -参加することができるランドスケープデザイン
  • 時代的な価値観とデザイン

(事例)公共空間の水のデザイン

  • 公共空間
      公園-セントラルパーク、ぺイリーズハーク、パーシングパーク、等
      広場-イタリー広場、ラブジョイプラザ、バービカン、ウォーターガーデン、ローカストプラザ、等
      歩行者空間-アスぺン、ハートフォード、エドモントン、トロント、フライブルク、アーヘン、等
      住宅地-ウッドブリッジ、等
      博物館・美術蝕-キンブル美術館、カリフォルニア・シナリオ、等
  • プライベイト空問、アトリウム空間、その他

エピローグ

水が造り出す空間とデザインが豊かな都市空聞を創る。その背景には、「人問のコミュニティと人格としての個人のために地球上の生活を美学的、情緒的、心理学的に高めていくような環境デザインをすること」(R・ハルプリン)、「その地域固有の気候風土や歴史的な環境資源を生かしなから、自然環境や街の環境を人間にとってよりよい空間に創り上げていくこと」(上山良子)の努力とそれに参加していくことが大切である。


監修にあたって

時代は大きく変わりつつあります。ロバートソンの言葉を借りると「HE→SHEへ」。つまり過剰拡張主義から正気で人道的で生態的な未来へとあらゆる分野でパラダイムシフトが行われています。

ある時代の想像力が都市空間に与えた美的特徴として水の形態をとらえるならば、次に来る人間的、生態的都市環境に於ける水のあり方がまったく新しい形態として要求されていると言えましょう。

人類はその生存の上で、水との関わりの深い生物です。水は我々と宇宙とを結ぶインターフェイスと考えられます。都市空間に人間の想像力が水という物質:この最も感応性に富んだ物質を媒体としていかなる文化を作り出すことができるだろうか。

今回のシリーズで試みた現代の都市環境、あるいは住環境の中に於ける水の演出のアドホックな集積が都市の空間づくりに参画されている皆様の想像力に呼応し、新たな時代の水の文化の誕生への手がかりとなることを願ってやみません。

1992年5月 ランドスケーブアーキテクト 上山 良子


【スタッフ】

脚本・演出     細谷孝子
撮影        及川知也
録音        協映
作画        シネアート
プロデューサー  緑川冨美雄

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