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映像シリーズ (VHSビデオ/DVD)のご案内 (まちづくり映像シリーズ No.1~47)

映像シリーズ7表紙
映像シリーズ7
24時間都市づくりレポート

アメリカの都市再開発レポート

●24時間息づかいの聞こえる街を都心に作ることで都市に生命を取り戻すための方策を探る

[監修] 岡 並木 (評論家=比較都市論)

映像の概要

型式 オートスライド(VHSビデオ)、シナリオ付き、122コマ/33分
定価 31,500円 (税・送料込)
完成 1985年3月25日
申込方法 申込用紙(フォーム)に下記の所要事項を記入の上送付下さい。
  ■所要事項 : 勤務先、氏名、所属部課役職名、所在地、TEL、FAX、MAIL、支払方法、必要書類、等
  ■申込用紙 : お申込みフォーム  FAX・メールでのお申込み

映像の内容構成

●ニューヨーク市

バッテリーパーク・シティとサウスストリート・シーポート

世界貿易センター建設で堀り出された土で、ハドソン河岸を埋め立て、商業・業務・住宅・文化の機能をミックスした新しい街。貿易センター、ウォール街等と徒歩でアクセス。夜の人を願って、24時間都市を目指した。仕宅の一部が完成し、人気が高くて順番待ち。またウォール街をはさんだ徒歩10分位の所で、サウス・ストリート・シーホートの港再生が行なわれ、夜遅くまで賑いウォール街も面目を一新。

ベスト・ポケット・パーク

マンハッタンの超高層群の足元に、建物の容積緩和でできた公開空地。20余ヶ所。都心の奮囲筆を変えた。

●ワシントン市 (アーリントン地区)

ワシントン郊外の地下鉄駅前5ブロックの再開発計画の一つ。駅、商業、業務、備えた総合的なまちづくりで住宅、ホテル、文化機能を備えた総合的なまちづくりで、人ロの呼び戻しを図る。

●ミネアポリス市 (都心地区)

ニコレット街のハルプリンの計画によるトランジットモールとスカイウェイシステム、都心住宅の再開発。モールは12ブロックにも伸び、各ブロックを2階レベルの歩道網で結ぶスカイウェイも24ブロックをつなぐ。モールの先端に、2,700戸の住宅が建設、計画され、徒歩かバスでアクセス。街の魅力が高まり、都心に人々が戻り、ニコレット街は復活した。

●サンフランシスコ市

ゴールデン・ゲートウエイセンターとエンバカデロセンター

港の倉庫群の再開発。ゴールデン・ゲートウェイは、住宅と公園、隣りのエンバカデロは商業・業務・ホテ ルの機能を持つ。双方の10ブロックの人口地盤を橋でつなぎ、自由に歩ける。ウォーターフロントと回遊でき、24時間都市となる。終日多くの人々が集まる。

ウォーターフロント再開発

不要になった港湾施設を修復した先駆的再開発地区。ジラデリー・スクウェア、ザ・キャナリー、フィッシャーマンズ・ワーフ、ピア39等がある。世界中から若者を集める新しい名所。

●バンクーバー

B.C.プレイス地区

都心からlkmのEXPO86(交通博)の会場を中心とする再開発。商業・業務、文化、住宅を計画。全天候スタ ジアムは完成。交通アクセスの社会コストを抑えるために、夜問人口を部心に呼び戻すもの。

グランビル島

倉庫地域をショッヒング街に再生。ホテル、住宅を配す。都心までバスで10分の所での24時間都市づくり。

ガスタウン

バンクーバー発祥の地を修復再開発。

●ボストン市

ファニュエルホール・マーケットフレイス地区は、港の倉庫群をショッピング街に修復。

●ボルチモア市

ハーバー・ブレイス地区の港湾施設を再開発。

●ポートランド市

ハルプリン設計の2本のモールと水の装置、フォアコート・ファウンテン、ラブジョイプラザがある。


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このスライドのねらい

21世紀のビジョン息づかいのきこえる街。

欧米の都市再開は、都心の空洞化によってひき起される都市・中心市街地の経済的地盤の沈下を防ぎ、また活することをらいとしています。

復雇用、住宅、歩行者を政策目標にすえて、歴史的遺産や地域性を活かした再開発によって、商業・業務だけでなく、住宅や歩行者空間をつくり、複合的に都市の再生・活性化を図っているのです。

人間が住み、働き、集う空間をつくり、これまでの歴史の上に立った新しい文化を生み出すことこそが、都市をよみがえらせる方策であるという考え方です。

取材した18の都市では、都市に「いのち」を取り戻そう、空洞をもう一度、人々の生きた生活で満たそうと、再開発を推進しています。そこでその一端を知るための手がかりになればと、24時間、何らかの人影のある街への脱皮を図ろうとする実際の姿をスライドに編集したものです。


本スライドを推薦します

都市の再開発は、都市環境の改善と21世紀に向けた都市づくりを行うためにも、内需を振興し最近の対外経済環境に対応するためにも特に重要である。このスライドは、通常断片的にしか手に入らない欧米の再開発の事例を、体系的かつ平易に紹介している点で極めて貴重である。

特に、今後の再開発においては、人間性を重視したハイテク、ハイタッチな街づくりが求められているが、本スライドは、住宅を含めた複合的機能の充実、モール・オープンスペースの提供、景観への配慮等に関する事例を数多く挙げており、今後の再開発に大いに参考となるものと思われる。

峰久 幸義 建設省都市局都市政策課課長補佐


【スタッフ】

脚本     細谷孝子
撮影     及川知也
製作助手  村上隆志
演出     緑川冨美雄

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関連情報

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