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映像シリーズ (VHSビデオ/DVD)のご案内 (まちづくり映像シリーズ No.1~47)

映像シリーズ12表紙
映像シリーズ12

レジャーリゾート開発と水緑空間

~世界にみるアミューズメント計画の実際~

[監修] 泉 眞也 (デザイナー、プランナー)

映像の概要

型式 オートスライド(VHSビデオ)、シナリオ付き、112コマ/27分
定価 29,400円 (税・送料込)
完成 1987年10月
申込方法 申込用紙(フォーム)に下記の所要事項を記入の上送付下さい。
  ■所要事項 : 勤務先、氏名、所属部課役職名、所在地、TEL、FAX、MAIL、支払方法、必要書類、等
  ■申込用紙 : お申込みフォーム  FAX・メールでのお申込み

映像のねらい

  • 今、なぜ、レジャー・リゾート開発なのか
  • 「水」「自然」「文化」を生かした地域振興策は
  • 「水」のアミューズメントの開発手法とは
  • 新しい第3次産業都市の成立条件は

映像の内容構成

●ブロローグ

最近注目されるウォーターフロント開発は、その主眼がリゾートやレジャー、アミューズメントに置かれている。物を生産しない第3次産業都市ともいえる、新しい時代の都市の在り方を目指している。21世紀に向けて、リゾートづくりをめざすわが国においても参考になるにちがいない。

●ハワイ

リゾートの古典として最も良く知られた処。ワイキキの浜辺は実は人工の渚であった。砂浜の管理には細心の注意が払われている。

●オーランド

湖沼地帯を開発してつくったディズニーワールドは、一大アミューズメント・リゾート都市を形成。マジックキングダム、エプコットセンターには年問1,000万人以上の人々が訪れる。その魅力を探り、コンベンション都市へのアブローチを見る。

●ナイアガラ

北米大陸最大の滝・ナイアガラをセールスするため様々な工夫をしている。リゾート都市・コンペンション都市をめざす。

●サンフランシスコ

西海岸の中心都市。ピアの再生利用は様々な趣向を凝らして成功。フィッシャーマンズワーフは先見的で、多くの都市のフィッシャーマンズワーフ、水辺のアミューズメントの手本となった。

●エドモントン

フットボール競技場108個分の規模のウェスト・エドモントン・モールは世界最大のショッピングセンター。中には潜水艦のある池や人ロ海浜、遊園地、ホテルもあり、一大アミューズメント施設となっている。

●モントレー

人工2万人弱の小さな漁港を再開発してフィッシャーマンズワーフをつくる。

●サンディエゴ

衰退傾向の港湾を観光・レジャー向けに再生し、ミッション・ベイパークという人工島を造成して、活性化をはかっている。

●ベニス

国際的な水上観光都市のリゾート。運河、広場、橋と人々の暮らしが織りなす風物が人々をひきつける。

●マリナ・デル・レイ

ロサンゼルス近郊のレジャー港。人工海浜、マリーナ(8,000隻)、フィッシャーマンズ・ビレッジ、ショッピングセター等あらゆる要素を取り入れた開発事例。

●ラングドック・ルシオン

仏政府が開発し、5つの特色ある公共ljゾート地からなる。水はけの悪い沼沢をリゾートにかえる開発で、未来型プロジェクトの典型。バカンス大衆化への布石となった大規模海浜リゾート(200km)で、その開発手法や環境への配慮、開発効果への関心は高い。21世紀型地域開発の理想ともいえる。

●コートダジュール

世界的レベルの高級リゾート(マリーナ、ホテル等)。

●オーストラリア東海岸

オーストラリアの東海岸ゴールドコースト、グレートバリアリーフの未来型都市、21世紀都市開発へのアプローチの方法は、'88の国際レジャー博覧会への関心と共に高まってきている。

●エピローグ

産業構造の変化は都市の姿を変え、人々の生活スタイルをも変えていく。情報化時代の都市として注目されているアミューズメント都市・リゾート都市に我々は21世紀を見る!


監修にあたって

東京湾岸や多くの都市で進められているウォーターフロント開発。その引き金は産業構造・流通機構の変化にともない港湾機能の変化と都市の水辺の見直しにある。ウォーターフロント開発は、都市づくりと深く関わっている。特に港湾都市に於いては、その都市の活性化や再生と切り離せない。欧米諸都市のウォ一タ一フロント開発に、そうした多くの先進的取り組みを見い出すことができる。港湾の生成が欧米のそれとは、異っていても、四方を海に囲まれた我が国においては大いに参考になろう。

また、最近の傾向として全く新しい開発思想、特に、リゾートやレジャーあるいはアミューズメントをねらいとするウォーターフロントの開発が注日されている。21世紀型の都市のあり方として模索されている第3次産業都市の新しい姿でもある。それは、フランスのラングドッグ・ルシオンやオーストラリアにあるサーファーズ・パラダイスなどのように、物を生産しない都市が成立し得る社会の到来を意味している。そして、それらが、一例ではあるが、海浜や水辺を上手に活用したプロジェクトであることに注目したい。

この2本のスライドは、そうした流れを整理したものである。

泉 眞也


本スライドを推薦します

都市の水辺は都市に残された貴重な自然です。その自然である水辺を生かすことは都市と人とに潤いをあたえ、豊かな環境と文化を創ります。その水辺のもつ豊かな可能性に着目し、欧米では早くから水や水辺を生かしたまちづくりを進めています。わが国でも都市の再生のため、市街地に接した港湾のもつ水辺空間の再開発が全国各地で計画されています。

このオート・スライドは、欧米の都市における港湾再開発を中心にこの種の事例が簡潔に紹介されています。特にウォーターフロントの再開発が、単なる水辺のとり戻しではなく、都市の活性化戦略としてとらえられています。港湾の再開発計画の推進に日頃頭を痛めている港湾管理者のみならず、地域の人々に計画の必要性を理解してもらうためにもこのオート・スライドが極めて有益なものであると確信します。

財団法人港湾空間高度化センター理事長 藤野愼吾


【スタッフ】

脚本・演出 細谷孝子
撮影     及川知也
演出     緑川冨美雄

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