時間 |
講義内容 |
11:00 ~ 12:00 |
[報告] 行政運営を行政経営に転換―投資と効果のバランス―
羽曳野市 戸谷 寿夫
- 今、取り組みを進めなければ(5つの課題)
電子自治体の構築/市町村合併の推進/行政改革の実行/地方分権の推進/財政危機の対応
- E-羽曳野推進計画の紹介
現状/計画案/課題
- 合併に伴う情報システムの対応
住民の視点/行政の視点/ビジネスの視点
- 行政経営の視点
どう転換していくか/市町村はサービス競争の時代/住民が市町村を選択する/人・物・金・情報・時間を統括的に判断
(とたに としお)1965年羽曳野市入庁、福祉事務所にて14年間ケースワーカー、出先機関にて証明書発行を稼動、住民基本台帳の電算導入研究会を実施、導入準備。情報システム課課長を経て、現職。地方自治情報センター(研究会委員)、総務省(研究会委員)等地域情報化などの研究会委員及びパネラー、講演などに多数参加。社会情報システム貢献賞(00年/日本社会情報学会)、幹事会議長賞(01年/情報基盤協議会) |
13:00 ~ 13:50 |
[報告]「さいたま市」市町村合併と情報システムの取組み経緯
さいたま市 田中 義政
- 市町村合併と電算システム
- 合併における事務すり合わせと電算システム
(1)事務担当者の本音と建前
(2)電算主幹セクションとプロジェクトチームと他部門
(3)オープンプログラマーシステムとアウトソーシング
(4)ソフトの統一をいかにはかるか
- 市民ニーズと事務の効率と電算システム
- セキュリティとプライバシーと情報公開
- 今後の課題と展望
(たなか よしまさ)旧浦和市生まれ。広告会社、週刊誌記者、教師等紆余曲折し与野市入庁。企画課長、与野ふるさと振興機構事務局長、図書館長、政令指定都市推進室長、政策審議室長等を歴任し、市最後の政策企画部長として合併問題と「新市建設計画」の策定部会長を担当、合併後は現職に。主な著書;「市民参加と自治体公務」(編著 学陽書房)「小説The SAITAMA市誕生―担当部長・中尾広介の告解」(公人社) |
14:00 ~ 14:50 |
[報告]西東京市の情報化
―旧田無市・保谷市の合併に伴う電算統合と今後の情報化
西東京市 櫻井 謙一
- 西東京市の概要
- 合併のスケジュール
- 電算システム統合のポイント
- システム全体の統合スケジュール
- システム統合に関する基本的考え方 その1
- システム統合に関する基本的考え方 その2
- システム統合に関する基本的考え方 その3
- 基幹システムの統合
- 財務会計システムの統合
- 人事給与システムの統合
- ネットワークの統合
- 西東京市の情報化フレーム
- 情報化のスケジュール
- ネットワーク整備のポイント
- パソコン配備のポイント
- アプリケーション導入のポイント
- 情報化の基本的考え方
(概要)西東京市は、平成13年1月21日に旧田無市・保谷市が合併して誕生しました。新市の電算システムの統合については、行政事務の殆どがネットワーク化されたコンピュータシステム処理に依存している現状があり、その重要性から、他の調整事項に優先して方針決定する必要があることから、「当面両市の既存システム(ホストコンピュータ及びシステム)を有効活用しながら、市民サービスの低下を招かないように合併時に電算システムの統合を図る。」という基本方針に基づき、システム統合を行ってまいりました。また、地域情報化への取組みとしては、現在、国をあげて「世界最先端のIT国家の実現」に向けて基盤整備が進められているところですが、西東京市においても、合併協議会において策定された新市建設計画の中の4大重点施策の一つであります「地域情報化の推進」に基づいて、地域情報化(電子市役所の構築)への取組みを進めております。 |
15:00 ~ 17:00 |
[パネル討論]情報システム統合化と電子自治体の実現への展望
司会;後藤仁/神奈川大学 パネラー;戸谷寿夫/櫻井謙一/田中義政
(ごとう ひとし)1940年東京生まれ。64年東京大学農学部農業経済学科卒業、 博報堂入社。69年アメリカ・ミシガン州立大学大学院留学。77年博報堂退社、神奈川県入庁、長洲県政に参画。神奈川県参事、自治
総合研究センター所長、公文書館長を歴任。95年総理府行政改革委員会行政情報公開部会専門委員。98年退庁後、現職にて現在に至る。主な著書「政府改革」「論点・地方分権」「情報公開制度の設計と運用(地域科学研究会)」「自治体の立法府としての議会(イマジン出版)」 |