時間 |
講義内容 |
9:00 ~ 10:40 |
入札談合に対する自治体の救済と論点 ― 最近の判例等より
早稲田大学 岡田外司博
- 談合に対する損害賠償請求の法的根拠と要件・効果
(1)不法行為(民法709条)による請求
(2)独禁法25条による請求
(3)契約の特約条項に基づく請求
- 談合行為と損害の立証
(1)談合行為の立証
(2)談合による損害の立証
(3)損害額の算定方法
- 損害賠償請求権の行使方法
(1)裁判外の請求
(2)住民訴訟における原告側への訴訟参加
(3)裁判上の請求(訴訟)
- 住民監査請求と損害賠償請求の動向
(1)住民監査請求に対する勧告の動向
(2)判決の動向
(3)和解の動向
〈質疑応答〉 |
10:50 ~ 12:30 |
官製談合防止法の適用と入札制度改革
城西国際大学 地頭所五男
- 官製談合防止法の概要と適用事例
(1)背景および立法の趣旨
(2)官製談合防止法の概要
(3)適用事例
(4)問題点
- 談合防止のための入札制度改革とその問題点
(1)これまでの入札制度改革
(2)なぜ談合防止の効果があがらないか
(3)実効のある改革のための処方箋
〈質疑応答〉 |
13:30 ~ 15:10 |
横須賀市における電子入札への取り組み
横須賀市 前田幸一郎
- なぜ横須賀市は電子入札を導入したのか
(1)入札の正常化に電子入札は不要
(2)単なるIT導入は税金の無駄遣い
- 電子入札導入による効果
(1)導入に伴うBPR(入札業務改革)
(2)市役所・事業者・市民への効果
- 横須賀市の電子入札の特徴
(1)原本性を証明する公証局の概念
(2)7自治体による共同利用
(3)事業者負担を0円にした理由
- 進化する電子入札
(1)物件・委託入札の電子入札移行
(2)電子入札が可能とした制度改革
- 電子入札システムの実演
〈質疑応答〉 |
15:20 ~ 17:00 |
電子入札システム「e-Tender」の仕組みと特徴
― 業務の効率化を実現する自由度の高いシステム
BTコンサルティング 中里 彰宏
- 業務の効率化とは
(1)効率化とは
(2)各発注機関におけるローカルルールの存在
(3)ローカルルールのシステム化(自動化)
- 電子入札を導入する前準備とは
(1)入札ルールの整理
(2)郵送入札への移行
(3)電子申請の開始
(4)練習案件の開始
(5)実際の案件の実施
(6)サポート体制
- 電子入札を導入した後は?
(1)制度改正への対応
(2)追加の電子申請への対応
(3)業務の電子化範囲の拡大
〈質疑応答〉 |