研修会(セミナー・シンポジウム)
議会活力創造フォーラム (議会活性化シリーズ-13) 申込終了
神戸市・請求権放棄議決無効の高裁判決(最高裁上告棄却)を受けて ―
住民訴訟の賠償請求判決と議会・市長・職員
■議会の権利放棄に対する判例と法的論点/■首長・議会の責任、法令遵守のあり方
開催概要
開催日 |
2010年3月31日(水) 13:00~16:30 |
会場 |
剛堂会館・会議室 (東京都千代田区紀尾井町3-27 TEL 03-3234-7362/案内図は申込後送付) |
講師陣 |
阿部 泰隆 氏/弁護士・中央大学総合政策学部教授
後藤 仁 氏/神奈川大学法学部教授 (議会活力創造フォーラム世話人) |
参加費 |
一般:14,000円 議会活力創造フォーラムメンバー:10,000円 (議会活力創造フォーラムについて)
※税込/資料代等を含む/1名の参加費/昼食代は含みません |
申込方法 |
申込用紙に所要事項を記入の上送付下さい。
■所要事項 : 勤務先、参加者氏名、所属部課役職名、所在地、TEL・FAX、連絡担当者、支払方法、必要書類等
■申込用紙 :お申込みフォーム FAX・メールでのお申込み 申込終了
※ファーラムメンバーの方は、備考欄に入会証No.を記入してください。 |
講義内容
時間 |
講義内容 |
13:00 ~ 15:00 |
[基調講演] 議会の賠償請求権放棄の問題と議会に求められる姿勢
― 神戸市外郭団体人件費住民訴訟高裁判決から
阿部泰隆 氏
- 住民訴訟の制度 :4号請求制度のしくみ
- 神戸における住民訴訟の概観
- 外郭団体訴訟 :外郭団体への人件費補助の違法性
- 議会による権利放棄の奇策
これまでの判例/論点 権利放棄の有効性:議会の議論、公益性・必要性の論証なし
- 神戸市最高裁判決に従わず
放棄したから権利は存在しない/
大阪高裁判決が最高裁で確定して約2億5,000万払えとの判決を執行しなければならないのに
- 市長の責任
市長は背任罪未遂犯、議会はその共犯/市への賠償金を職員の義捐金で対応したら贈与税/
権利放棄で払うべきものを免れたら特別賞与扱いで、これまた巨額の所得税/
ドッチに転んでも逃げられない/最後は払えるだけ払っての和解か
- なぜ、こんな悲劇が生じたのか :議会、市長、組合、関連団体の癒着
議会のあるべき姿 ―市長と談合しての利権追及をやめ、市長の監視役に
- こんな目に遭わないためには、市長はどうすればよいか
法令遵守のためのしっかりした法制顧問/耳の痛いことも聞く姿勢/
選挙で落ちても破産者にならない方が安全との達観した気の持ち方
[講師略歴] 東京大学法学部卒。神戸大学法学部助教授・教授、同大学院法学研究科教授を経て、2005年より中央大学総合政策学部教授。主著「行政法解釈学I、II」有斐閣。放置国家から、法治国家へ、違法行政と闘うことを信条に裁判官が勘違いするかわざと間違えるもの以外はすべて勝訴。また、各種の法律相談、特に行政関連事件(行政法が関係する民事事件を含めて)関係の相談のため東奔西走。違法行為を隠すためではなく、部下の違法行為を防止するためなら、首長からの相談に応ずる。論文(約500)、書籍(単著29冊)、弁護士活動については、「阿部泰隆のホームページ」参照。
|
15:10 ~ 15:30 |
[問題提起] 行政監視機能としての議会の役割と住民訴訟制度
後藤 仁 氏
- 市民による行政の制御
- 議会を通して
- 司法を通して
[講師略歴] 東京大学農学部農業経済学科卒業。博報堂入社。1969年アメリカ・ミシガン州立大学大学院コミュニケーション・スクール留学。1977年博報堂を退社し神奈川県入庁。長洲県政に参画。神奈川県参事、自治総合研究センター所長、公文書館長を歴任。1998年神奈川大学法学部教授に就任。政府の「公文書管理の在り方等に関する有識者会議」等を務める。
|
15:30 ~ 16:30 |
[参加者との意見交換&質疑応答] 住民訴訟と議会の機能 ―求められる対応策の検討
後藤 仁 氏/阿部泰隆 氏
※講師への質問や参加者を交えた意見交換等を行います。奮ってご参加下さい。
|
▲このページのトップへ
関連情報
▲このページのトップへ