映像シリーズ (VHSビデオ/DVD)のご案内 (まちづくり映像シリーズ No.1~47)
映像シリーズ37
減少しない人権侵害 ― セクハラ防止の使用者責任を全うするために
セクシャル・ハラスメント防止対策
~その「一言」、その「視線」、その「行動」にご用心!~
[監修] 金子 雅臣 (東京都 労働経済局)
映像の概要
型式 |
オートスライド(VHSビデオ/DVD)、シナリオ付き、101コマ/45分 |
定価 |
29,925円 (税・送料込) |
完成 |
1999年10月20日 |
申込方法 |
申込用紙(フォーム)に下記の所要事項を記入の上送付下さい。
■所要事項 : 勤務先、氏名、所属部課役職名、所在地、TEL、FAX、MAIL、支払方法、必要書類、等
■申込用紙 : お申込みフォーム FAX・メールでのお申込み |
映像の内容構成
「セクシャルハラスメント防止対策」
サンプル版(2分6秒) 地域科学研究会
プロローグ
改正均等法(1999.4)施行、人事院規則等により各職場にて取組みが始まる
- セクハラを見たり聞いたり、あるいは自身も心当たりがありませんか?準備は万全?
- 均等法では雇用管理上配慮すべき事項を具体的に掲げている。
- 人事院規則;使用者責任は均等法よりさらに厳正な適用が・・・
従来型解決と人事院規則を踏まえた新しい解決方法の相違
- 宴会などでのセクハラ事件の発生とその対応;従来型の解決方法は問題となりやすい
- 和解が望ましい;裁判での解決は公になり、被害者救済の面でも十分とは言えない。
- シミュレーションにより、人事・管理職(上司)の対応、防止策・苦情処理システムがある場合、無い場合の比較・検討
- 策定されたルールによる解決;一般的な流れにみる対応・処理のポイント
- 苦情処理委員会の設置とその運営-苦情処理要領の作成、調査・斡旋・調整による解決
判例の動向とその意義 : 被害者の勝訴率は高く、賠償額も高まる傾向
- 使用者と使用者としての被告会社に不法行為責任(職場環境調整義務):福岡地裁(92年)
- セクハラ被害があったかどうかの違法性の判断、アフターファイブも就業時間に準じる「職務につき行われた」、勤務時間、事実認定の資料、損害賠償の算定資料など:札幌地裁(96年)
- 本人と国の使用者責任が問われる。地位利用型で被害者が意思示をした後はセクハラになる。密室での判断。使用者は相当な注意(特別な処置、直接対処)が必要:神戸地裁(97年)
- 大学など教育関係の職場;明確な対価型が多く、被害が出にくい。ガイドラインの実効性
起きると大変、起こさないための対策;7ヶ条
- 職場と職員自身の自己点検(セクハラヘの理解) ; 「少々のこと」「女性にもスキがある」は問題
- 男女の受け止め方、認識の差 ; アンケート調査に見る職場の現状、公務職場・大学の「ねじれ現象」
- 人事院規則は公務員のバイブル ; 予防の視点を入れ均等法より厳正。男女双方に通用する。
- セクハラを測る物差しはない ; 自分と相手の関係性を考える。相手によって「了解」も変わる。
- 上司のセクハラには懲戒 ; 人事院規則の「監督者の責務」。「知らなかった」は通用しない。
- キーワードは「人権;はっきりとした了解なしはしない。了解を得てないのは人権侵害。
- 「たてまえ」はアンフェア ; パートナーとしてつき合うためのポジティブな行動が必要
男女共同参画社会を目指して;セクハラをなくすために
あたり前をもう一度考え直してみよう!固定的な役割分担や男性中心の発想の問題
- 男女共同参画社会の実現;女性施策の中に位置づけ、偏見や差別意識を克服する
- 男女の平等な権利の上に立ったパートナーシップの醸成と職場のコミュニケーション
本映像の特色
- 事前の防止が重要 ―「べからず」集による対策療法を超えた本質的なセクハラ理解で解決をめざす
- 男女の意識の違い、セクハラかどうかの判断のポイントなど、誤解が多い ―資料を活用し、判例やシュミレーションなどで詳解
- 使用者責任が問われる管理職教育、職員の研修・学習教材、男女共同参画施策の立案・評価に活用
- 教育関係者、職員研修所、女性センター、労働組合、職員部門の常備教材として必須のアイテム
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監修に当って
セクシャル・ハラスメントという舌をかみそうな言葉が、セクハラと訳され日常用語となって、おおよそ10年になる。
こんなにロにしにくい言葉であったにもかかわらず、時代に受入られた。そして、今度は男女雇用機会均等法に、事業主の防止の努力義務規程が置かれることになった。
しかし、依然として「何がセク八ラ?」という疑問も残っている。時代が要請する「セクハラの防止」に向けた、きちんとした理解と対策が、今こそ必要である。
金子 雅臣
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製作にあたって
セクシャアル・ハラスメントは、「言葉は新しい」が長い歴史と背景を持ちながら表面化してきた。
特に公務職場では、「公務職場におけるセクシャアル・ハラスメント防止対策検討会報告」、人事院規則やアンケート結果、事件の実態にみるように、公務職場ならではの特徴と取組みも必要とされている。対処療法的なセクハラ防止対策にとどまらず、女性も男性も快適でお互いの能力が十分発揮できるような労働環境や学習環境、杜会環境をつくっていくために何が必要か、取組むきっかけとなる映像とする。
地域科学研究会 |
【スタッフ】
脚本・演出 細谷孝子
撮影 米長 仁
録音 協映
作画 シネアート |
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