時間 |
講義内容 |
9:30 ~ 11:10 |
公的施設の管理権限の委任に伴う課題と対応
―指定期間、業務範囲、選定過程のあり方、情報公開・個人情報保護、課税措置、行政法規への対応
(財)地方自治総合研究所研究員 三野 靖
- 指定管理者の選定過程
- 指定管理者制度の必要性
- 指定管理業務の適正性の確保等
- 公平な競争環境の確保
- 指定管理者制度で問われていること
[講師紹介]
1987年明治大学法学部卒業、香川県に勤務。2001年3月香川大学大学院法学研究科修士課程修了。2003年香川県を退職し同4月より現職。専門分野は地方自治。主要著作『指定管理者制度』(公人社、2005年)、「指定管理者制度と議会の役割(地方議会人、2005年9月)、「指定管理者制度の政策目的的活用を」(広報、2005年9月)。佐倉市指定管理者選定委員会委員長、国立市指定管理者選定委員会委員。 |
11:20 ~ 12:30 |
全国にみる指定管理者制度の動向と行政、民間事業者の対応
東京新聞編集局特報部記者 吉原 康和
- 民間参入の収益別特徴と基本戦略
- 外郭団体の生き残り戦略
- 自治体の誤算
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13:30 ~ 15:10 |
文化施設における指定管理者制度の導入
~文化ホール等の委任での選定基準及び評価指標等~
帝塚山大学法政策学部法政策研究科教授 中川 幾郎
- 団体としての適格性
- 公共性・公益性
- 自治体の政策との整合性
- 経済性・効率性
- 事業企画
- 管理運営
[講師紹介]
1969年同志社大学経済学部卒業後、豊中市勤務。都市政策、文化行政担当。広報課長などを経 て1996年退職。2000年大阪大学大学院国際公共政策研究科博士後期課程修了。帝塚山大学法政策学部助教 授を経て2003年より現職。主な著書として、『指定管理者制度で何が変わるのか』(水曜社/文化政策提言 ネットワーク編集/2004年)、『文化政策を学ぶ人のために』(世界思想社/共著/2002年)、『分権時代の自 治体文化政策』(勁草書房/2001年)等がある。 |
15:20 ~ 16:50 |
博物館等文化施設における指定管理者制度の活用と行政・民間の役割分担
(株)乃村工藝社PPP開発センター長 中島 秀男
- 乃村工藝社の指定管理者制度へのとりくみ
- ミュージアムへの指定管理者制度導入の課題
- 長崎歴史文化博物館のとりくみ事例
[事業概要]
PPP開発センターは乃村工藝社の公共施設運営の推進専門セクションとして2004年9月に開設。博物館等の文化系施設の運営マネジメントに取り組む。2005年11月3日に開館した長崎歴史文化博物館では指定管理者として展示企画等の学芸部門から管理業務までの業務全般を手がけている。 |