時間 |
講義内容 |
12:30 ~ 13:00 |
自治体議会の政策法務-これからの議会・議員に求められる政策法務の姿勢
兼子 仁
1.政策法務とは
2.議会と議員にとっての政策法務
(1)条例議員提案を活発に ―議員研修と政務調査費の活用、議会事務局・図書室の充実
(2)議員提案に適した条例 ―政策志向の基本条例、議決事項追加条例、採択請願事項や要綱の条例化
(3)住民と協働する地域政策づくりと条例案の修正 |
13:00 ~ 13:30 |
議会にとっての自治基本条例
辻山 幸宣
1.自治体の憲法だから議会も対象
(1)議会とは (2)市民の実感 (3)市民の提案
2.自治基本条例と議会・デモクラシー
(1)市民案と正当性 (2)現実的対応 (3)政治理論では (4)議会の対応
3.自治基本条例と議会の課題
(1)これまでの自治体政府と住民 (2)住民の受け止め方 (3)議会は公共(社会的共通価値・利益)の認定と創造 |
13:30 ~ 14:00 |
議員の政策立案能力の育成と議会の役割-横須賀市議会の議員研修について
矢島 真知子
1.議会内での条件づくり
2.議会政策法務研修の実施
3.議会が自ら取り組んだ条例等の実例
(1)横須賀市議会会議条例と横須賀市議会会議規則
(2)横須賀市議会委員会条例と横須賀市議会委員会規則
4.今後の課題 |
14:10 ~ 14:40 |
全国初の議員提案によるまちづくり基本条例制定-吉川町の取り組み
橋爪 法一
1.条例制定の背景-議会改革の取り組み
2.まちづくり基本条例の制定経緯-議員によるワークショップ、地域住民懇談会
3.まちづくり基本条例の特徴-男女共同参画と子ども参画の原則等
4.議員提案による条例づくりが成功した要因-全議員参画、議会・行政・住民の連携等
5.今後の課題と展望-合併新市における新しいまちづくり基本条例の策定 |
14:40 ~ 15:10 |
議会を政策決定機関にするための改革
伊藤 寛
1.立論の前提
2.二元代表制を解消する制度設計
3.政策決定機関としての議会改革
4.そもそも「政策形成・決定」とは
5.政策形成のための必要条件
6.政策形成のプロセス
7.首長としての経験から
(1)議会の形骸化 (2)地方自治の制度設計ミス (3)政策形成力の現状
(4)住民自治の現状と選挙改革 (5)制度設計と改革のプロセス |
15:20 ~ 17:00 |
〔パネルディスカッション〕 議会・議員にとっての政策法務と市民・行政とのコラボレーション
司会:兼子仁 パネリスト:辻山幸宣/矢島真知子/橋爪法一/伊藤寛
※この討論は参加者を交えた質疑応答と情報交換の場です。奮ってご参加下さい。 |