●講師紹介
■野口 秀行氏
1950年熊本生まれ、1974年九州大学経済学部卒後、日本開発銀行入行。設備投資研究所 (国土庁担当、第4次全国総合開発計画策定に携わる)、札幌支店企画調査課長,地方開発部企画担当副 長、松山事務所長、本店企画部次長兼企画審議役、日本政策投資銀行設備投資研究所主任研究員などを歴任,2000年㈱日本インテリジェントトラストへ出向。法政大学、亜細亜大学、東京大学工学部、東京工業大学大学院(社会工学)の非常勤講師を務める。
主な公職等 国土交通省の「東京大都市圏における新しいタイプの中核都市形成整備構想委員会」委員、社団法人民間活力開発機構の専門委員、都市基盤整備公団の都市整備フォーラム企画委員、日本青年会議所のアドバイザー他。
民間ベースの研究会等では、社会経済生産性本部「経済活性化委員会」委員、東京駅周辺開発研究会「都市情報システム分科会」座長、「都市開発プロジェクト研究会」幹事委員、社団法人日本不動産研究所「地区経営委員会」委員、社団法人民間活力開発機構「まちづくりITS研究会」座長など
主な著書:「都市の近未来像」(共著)学芸出版社、「まちづくりキーワード事典」分担執筆学芸出版社、「2025年のわがまち(生き残るための都市戦略)(分担執筆)ぎょうせいなど
■村山 利栄氏
マネージング・ディレクター。 東京女子大学(短期大学部)及びサンフランシスコ州立大学卒(BS)。
CSファースト・ボストン証券会社にて4年間アナリストとして勤務後、1993年ゴールドマン・サックス証券入社。住宅、不動産業界担当
■梅澤 忠雄氏
都市開発プロデューサー・工学博士・東京大学客員教授・立教大学講師
1943年生まれ。1966年東京大学工学部都市工学科卒業。1966年建築設計事務所入所、1969年日本初の都市設計事務所設立。1991年梅澤忠雄都市計画設計事務所設立。2000年東京大学大学院工学系研究科社会基盤工学専攻 交通基盤防災工学JR東日本寄付講座 客員教授。
大川端リバーシティ21、幕張メッセ、幕張新都心、筑波テクノパーク、六甲アイランドシティーなど、多数の大規模都市開発をプロデュース。ウォーターフロントブーム、コンベンション都市ブーム、リゾート開発ブーム、都心居住ブーム、建築物の屋上緑化ブームの仕掛人。民活法、リゾート法の成立にも寄与。
1991年日本都市計画学会石川賞受賞(コンベンション機能を中心とした都市開発の企画)
公職等;1999年都市基盤整備公団基本問題懇談会委員、2000年運輸省新世紀港湾ビジョン検討調査委員会委員、リゾート開発研究会代表幹事、屋上開発研究会会長、(財)住宅都市工学研究所理事等
主な著書・訳書 「コンベンション都市戦略」(日本地域社会研究所)、「コンベンション都市最前線」(電通出版)、「着眼発想の科学」(大和出版)、 R.B.フラー「ダイマキシオンの世界」共訳(鹿島出版会)、「地下空間の活用とその可能性」監修(地域科学研究会)
●開催に当たって
2002年3月に成立した都市再生特別措置法は6月1日より施行される10年間の時限立法である。この法律に基づき、三大都市圏で「都市再生緊急整備地域」が指定され、容積率が緩和されるなどで再開発を促すなど、「都市再生」や「規制改革特区」は国において最重点施策として現在進められている。自治体においても、さまざまな特区構想が検討されている。
本セミナーは国の「都市再生」施策の実現にここ数年関わられた梅澤忠雄氏をはじめ、都市開発やその資金調達、建設・不動産・金融動向などの最新情勢について、日本インテリジェントトラストの野口秀行氏、ゴールドマン・サックス証券会社の村山利栄氏に報告いただく。
景気が低迷している今こそ、欧米の先進事例に学び、遅れてきた都市基盤ストックを作る。またその取組みで日本を再生させる起爆剤とするチャンスとしたい。
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