No1~20(全20巻) | No21~323(全303巻) | |
テーマ | 街の環境デザイン15カ国70都市にみるCivil Engineeringの実際 |
都市のかたち・成立ち・営み・賑わい世界(24カ国122都市10地域)にみる中心市街地活性化の実際 |
コマ数 | 各巻共スライド31~34コマ | 各巻共スライド30コマ |
完 成 | No1~10 1995年7月31日 No11~20 1996年3月1日 |
No21~170 1998年7月7日 No171~323 1999年2月10日 |
スタッフ | 【撮 影】 及川知也(カメラマン) 【編 集】 細谷孝子(脚本・演出家) | |
協 力 | 加藤廣(社会計画研究所取締役) | |
定 価 | 各巻共15,750円 (送料/税込み) | 各巻共 8,820円 (税込) 送料:400円 (2巻以上は無料) |
シリーズ名 |
Ⅰ.「ヨーロッパの人にやさしい土木構築物」
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Ⅲ.「フランス・モナコ」 (18都市・3地域/45巻)No21~65
IV.「ドイツ・スイス」 (18都市/34巻)No66~99
Ⅴ.「イギリス・スウェーデン・ノルウェー・オランダ
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●スライド読本とは、コマ・スライド(35mm)をテーマ別にファイル化
●多様な使用・活用法
※スライド読本シリーズは絶版です。一部をデジタル版としてのみ販売しています。 →デジタル版の案内はこちら
Ⅰ.ヨーロッパの人にやさしい土木構築物 (シリーズNo1~20)映画の舞台にもなった「ポン・ヌフ」。1606年に完成した「新しい橋」という名のこの橋は、初めてセーヌ川の両岸を繋いだ現存するパリ最古のもので、力強さを感じさせる荘厳な橋です。以後、芸術家たちが活躍した時代背景と相俟って、セーヌ川には芸術作品のような橋が次々と建造されました(現在、首都パリと呼ばれる環状高速道路の内側に限ってみても35の橋が架かっています)。また、これらの橋は花で飾られたり、夜にはライトアップされたりして、そこにはゆとりや潤いといった「質」をインフラづくりに求めたヨーロッパの人々の姿を見ることができます。 本書は、このような土木構築物について、環境デザインに造詣の深いカメラマン(及川知也氏)によるスライド映像と、海外取材経験豊かな脚本・演出家(細谷孝子氏)による解説で、ヨーロッパ12ヵ国33都市323件を紹介しています。「街並み景観と調和する橋」、「安全性と快適性を求めた人工地盤」、「街に潤いを与える護岸」、「水と遊びたくなる親水空間」などが満載され、インフラ整備の長い歴史の中から生まれたヨーロッパの環境デザインの世界に吸い込まれて行きます。「量」の充足を追求してきた我が国のインフラ整備に対し、「質」にも配慮した街の環境デザインに、あなたも感動してみませんか。 [土木学会誌1996.3] Ⅱ.米・加・豪の人にやさしい土木構築物 (シリーズNo11~20)『街の環鏡デザイン』と題したスライド読本シリーズの続編で、前編のヨーロッパに続く北アメリカ・オーストラリア編である。副題が「人に優しい土木構築物」となっているが、橋や人工地盤などの構造物だけでなく、公園や広場、水辺など、都市計画や建築の分野にも大きく踏み込んだ題材を選び、人の動きが感じられるような風景が選ばれている。中でも、ニューヨークのサウス・ストリート・シーポートやシドニーのハーバーサイド・マーケットプレイスなど、アメリカの著名な都市計画コーディネーター、ジェームス・ラウスが手掛けた都市再開発の作品を特別に1巻に綴った構成には、人のための美しい空間デザインを紹介したいという作者らの意図がうかがえる。インフラ整備の水準の高さを目のあたりにされる、美しい映像ばかりである。 [土木学会誌1996.8] |
スライド読本「街の環境デザイン」(シリーズNo1~10)を推薦します |
地域科学研究会から「スライド読本シリーズ」が出た。編集は細谷さんで、私ども専門家が見たい場所をしっかり組み込んでおられる。カメラはあの及川知也さん。私も何度かアメリカ、ヨーロッパを御一緒した。心優しくバイタリティーがあって、人なつっこい目がファインダーを覗くと鋭くなり、小首をかしげてシャッターを押していた姿を想い出す。 及川さんの写真には、都市の「生活」が写し出されている。言葉を変えれば、「生活のある都市」を撮りつづけたフォトグラファーであった。いきいきとした人々の表情がある。場所と時間が織り込まれている。このシリーズのどの巻、どのカットを見ても適確な都市・建築、生活の断面が刻みこまれて、それを見る人に言葉を越えて語りかけてくる。素晴らしい「スライド読本シリーズ」である。 1995年9月 高橋志保彦 (建築家・神奈川大学教授) 美しく環境の良い都市づくり、インフラストラクチャーづくりには、その優れた実例を数多く見聞することがきわめて大切です。 ヨーロッパにはそのような都市や施設が各地に見られます。本シリーズは我国の第一線の専門家が現地にそれらを訪ね、撮影して作られた貴重なスライド写真集であります。 都市やインフラづくりの計画や設計にたずさわる行政関係者や技術者はもとより、学生や市民にも自らの経験をより豊かにする教材として、また討論の場での資料として使って項ければと思います。 1995年9月 中村英夫 (東京大学名誉教授) 我が国の土木構造物は、社会資本ストックの充実を求め量の充足に重点がおかれてきた時代から、ゆとり・潤いなどストックの質の充実、とりわけ環境に配慮したデザインが求められている。しかし、土木構造物に携わる者が、優れた事例に接触する機会が足していることや資料の不足などがデザイン設計を遠いものにしている。 都市基盤施設整備の永い歴史の中から生まれたヨーロッパの環境デザイン、この事例がスライドとして成果にまとめられたことは、実務者のみならず都市基盤施設に携わる者にはおおいに参考となるものと思われます。 1995年9月 成田隆一 (東京都建設局道路橋梁課長) 土木の学習には、ビジュアルなメディアが有効である。とりわけ、全体の修景と各部のディテールがセットされていれば、良い活用ができる。良質の映像は、さらに活用を助ける。 「街の環境デザイン」は、テーマごとの便利さをこえて幅広く活用できる好教材であろう。 1995年9月 宮村 忠 (関東学院大学工学部教授) |
スライド読本「都市のかたち・成立ち・営み・賑わい」(シリーズNo21~323)を推薦します |
都市や街のたたずまいは、その都市の風土や人々の生き方、歴史・文化の現われで、私たちが外国の都市や街を訪れることの楽しみや意味は、それらを読み取ることにあります。私も、常にこの都市や街を深く読み、それを創造の場に如何に生かすかに心がけています。 ところで、この「読本シリーズ」を撮ったカメラマン・及川知也氏(故人)は都市を「読む」鋭く優しい目の持ち主でした。氏の写真のどのカットをとっても、その読みの深さを見ることができます。特に、都市を通して人々を、人を通して都市を撮ることに卓越しています。これらのスライドは、皆様の創造力を刺激するのに大いに役立つものと推薦致します。 1998年7月 上山良子 (長岡造形大学教授/ランドスケープ・アーキテクト) |
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